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2024。


人間って不思議なもので、自分が辛い思いをしたことなんかより、大切な人が傷つくことの方がよほど堪えるし、辛いものです。

年明けとともに飛び込んできた受け入れ難い哀しいニュースに胸が痛みます。テレビを見つめながら13年前のあの日のことを思い出していました。やはり他人事にはできません。今私にできることは、亡くなられた方や被災をされて打ちのめされそうな思いを抱える方々に寄り添い、祈ることだけです。私なりに、あのどうしようもない、誰にもぶつけようのない、答えのない哀しみに寄り添いたい。私にはあなたの気持ちがわかるような気がします。だからどうか、負けないで。

明日が来ることは当たり前ではない、というフレーズを至る所で目にしました。私はそれを目にしたとき、明日が来ることが当たり前だと思って生きていた日などあの日以来1日もないと気がつきました。
誰もが様々を抱えながらも、明日を迎えることができることを当たり前だと思った日は、本当に1日だってありません。

だからと言って後悔がないか、やり残したことはないのかと聞かれれば、それはたくさんあります。
後悔する日だって、やり直したくなる日だって、自分が嫌になる日だってたくさんある。それでもまた朝が来て、また新しい1日を生きられることが本当にありがたくて、奇跡みたいな瞬間の積み重ねだと思いながら生きています。


2024年のテーマは脱力です。

2024年は攻めと学びと挑戦の1年になるからこそ、うまいこと力を抜きながら、淡々と歩んでいこうと思っています。

何かを成し遂げることにモチベーションややる気や闘志も必要ですが、そこで燃え尽きてしまっては意味がない。何より必要なのは手足を動かし、今より1歩でも前に進むこと。モチベーションはそのための手段でしかない。昨日より今日、今日より明日です。進んでは戻ってしまう日もあるかも知れない。それでも同じ地点に戻った自分は、一歩前に進む以前の自分とは違います。例え同じ場所に舞い戻ってしまったとしても、一歩を踏み出して戻ることとその場から一歩も踏み出さないことには天と地ほどの差がある。薄皮1枚でも進んでいるんです。私は今いる場所から一歩でも前に進みます。それはなぜかというと、今もこうして心臓を動かしながら生きているからです。生きているなら為すべきことを為せと自分が自分に言うからです。


逆さに数えて残りを測っているの
確と最期から指折たったいままで
使い果たすのさ 今生のすべて
さまよえる心よ 振り返る勿れ

逆さに数えて


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