腹部超音波スクリーニング検査に必要なこと

※具体的な描出法は出てきません。ご注意ください

腹部超音波スクリーニングは、今後獣医師以外にも愛玩動物看護師さんも実施するようになると考えています。

そして、
これが超音波検査ではなく、スクリーニング検査であることに意味があると考えています。

それはどういうことかというと、超音波検査は何かしらの疾患を疑う動物に対して、疾患を特定し診断するために行う検査だと考えています。

一方で超音波スクリーニング検査は、決められた断層像を描出し記録することが目的であり、疾患の有無の判別や診断を行うものではないと考えているからです。

得られた画像から診断をするのが画像診断であり、獣医師の仕事です。
従って、診断を伴わなければ愛玩動物看護師さんが実施しても問題はないはずです。

外来を行っている獣医師が必ずしもスクリーニングは実施する必要はないと考えいます。
その理由はこれから述べていきたいと思います。

この記事で、腹部超音波スクリーニング検査が実施できるようになるお手伝いができればと思います。

また、僕の尊敬するマスターのお一人である
小動物医療センターの戸島篤史先生の著書は嫉妬に狂いそうなほど、とってもいい本です!
多分この本は越えられません笑笑

なので、完璧にマスターしたい方はそちらをご覧になってください!

この記事も基本的には同じことの下位互換になるとお考えください。
ただ、僕なりの視点も加えていますので、わかりやすく伝われば幸いです。

腹部超音波スクリーニング検査に必要なこと


もう先にお伝えします
超音波スクリーニング検査に必要なことは
・時間
・解剖の理解
・取得したい画像の理解と選択
・人員と鎮静
・撤退する勇気

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