京都~五山送り火~
入社以来、全国転々と転勤している。
2000年から2005年まで京都に赴任していた。
世の中は2000年問題から生まれたITバブルで株式市場が活況を呈していた。
ソフトバンクやら光通信やらの株価が急騰していた。
その後ITバブルは崩壊するのだが、そんなことはどうでも良いので割愛する。
私が京都に赴任したのは30歳の時。血気盛んの時である。いや~遊びましたよ~。
毎日祇園花見小路とか行ってましたし、たまにタクシー飛ばして雄琴とか行ってましたね~。それもどうでも良いので割愛します。
そんな中、その当時のお客様の計らいで五山の送り火に参加させてもらえることになりました。
銀閣寺の氏子さんでその年は総代?だったらしい。
お客様「むーくん、火、つけてみる?」
私「はい❓」
五山の送り火は銀閣寺の大文字に始めに火が着くと、それから順々に、妙法、船形、左大文字、鳥居形と火が灯る。
その銀閣寺の大文字の最初の点火をさせてくれるというのだ❗
8月16日当日、南禅寺辺りから如意ケ嶽を上る。険しい道。
頂上に着くと参拝者がそれぞれの願いを書いた護魔木が積み上がっている。
20時
護魔木を積み重ねた一番下に、手渡された火種を差し込む。
大の字の真ん中の交わる所に灯をともすと、それが合図で一斉に五山の火が灯った。
俺が五山の送り火を点けたのか❗❓ってなった。
翌日の京都新聞の一面には五山の送り火が掲載されていた。
あの始めの火は俺が点けたんだ❗
と、感慨深く新聞を読んだ。
京都での思い出はいろいろあるが、五山送り火の思い出だけはどうしても残しておきたかった。
今度は上賀茂神社入口の神馬堂の記事も書きたいなー。
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