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いのちが輝く信頼関係

トオラスメンバーのひとりと、「信頼トーク」をしました。まずは「信用と信頼」の違いをいろんな角度から検証。

信用:客観的・現在・左脳・結果・論拠・客観的事実・硬直・積み上げ式
信頼:主観的・未来・右脳・プロセス・心・関係性・柔軟・充填式

日本語だとごっちゃに使われることもあるなぁという前提での整理です。

信頼残高という言葉もあるけど、「信頼感が増す」というように、信頼は増えたり減ったりするもの。対して「信用が傷つく」というように、信用はいつでもピカピカに磨いておきたいもの。修復可能なのが信頼で、傷が残り続けるのが信用、という特性があるようだ。

また、信頼は、「相手にゆだねる」もの。秤にかけて気を張り続けなければいけない信用よりストレスフリー。

「仕事上の信頼」と「個人的な信頼」

「仕事上の信頼」と「個人的な信頼」という2軸についても検討。「仕事上では信頼できるけど、人としては信頼していない」ということが往々にしてある。逆もまた然り。

では、仕事において「個人的な信頼」はどの程度必要なのか。これまでの企業であれば、あるいは特段必要ないのかも知れない。

では、トオラスみたいに個々のいのちを輝かせながら働きたい集団である場合、「個人的な信頼」の欠如は、そのまま場に雰囲気として現れ「安心安全」の土壌を脅かすように思われる。弱味を見せるから関係性が深まるのか、関係性ができているから弱味を見せられるのか。確かなのは、「個人的な信頼」がなければ鶏も卵も存在できないということだ。

「仕事上の信頼」から「個人的な信頼」に移行すると、現れる態度も変わってくるかも知れない。

「彼はきっと期待に応えてくれるだろうから仕事を任せよう」に対して、
「彼女はこの仕事失敗するかも知れないけど、任せよう」と。

信頼の深度

信頼には深度がって、木の根っこのようなものだと考えると分かりやすい。深くなればなるほどより長期的で揺るぎないものになる。個人的に信頼できる人との付き合いは長くなるものだと、私は思う。

これらの特徴をどう組織で活かすか

信用は、それが行動の理由にならないが、信頼は行動の理由になる。つまり、信用できるデータが提示されたからと言って、本人が必要性を感じていなければ買わないが、信頼関係があると、必要性を感じていなくても買うことがある、ということ。言い換えると、信頼関係はサポーター関係でもある。

従って、こんなステップを踏むと長期的に良好でお互いのいのちを輝かせる関係が築けるのかも知れない。

①深度の浅い、ビジネスライクな信頼関係を作る
②小さな約束を守ることで、仕事上の信頼関係を補充する
③個人が行動したい時に、すかさず信用できるデータを示す
④安心安全の場で、弱味や思いを共有することで個人的な信頼関係を紡ぐ(目的を達成するためではなくプロセスに寄り添う)
⑤サポートし合うことで、関係性の深度を深めていく

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