【自転車】コロナ明けのタイを自転車で走るPart9 Chumphongで300km
こんばんは。
6月4日、久々に300kmブルベに出てきました。暑い季節なことに加えて、練習を全くしていなかったので出るか直前まで迷いましたが、せっかくなのでとりあえず出てみることに。
特に前週パタヤに行った際には120kmそこそこでかなり疲れてしまい、不安80%でエントリーしました。
エントリーサイトはいつものこちら
ブルベの記事なので長めです。すみませんです。
パタヤ行った記事はこちら
今回のチュンポーンはこちら。タイの中で一番細いところの近くです。だいぶ南です。
普通は飛行機で行くところのようで(当たり前)、自転車が可能な交通手段があまりなく行きも帰りも鉄道で行くことにしました。
調べると一応日中の鉄道が1本あるようです。その他はハートヤイなどかなり南まで行く寝台列車です。マレーシア国境のスンガイコロクまで行くのはなんと22時間!
いつか乗ってみたいものです。
移動日
金曜がタイの祝日だったので移動日とします。
朝フアランポーン駅まで自転車で移動し、輪行します。ちょっと雨…
結構混んでますね。電車はちょっと遅れました。
何とか車輌最後尾の座席の後ろに入れさせて貰いました。
チュンポーンまで10時間…流石にちょっと長い…しかも1時間ほど遅れ、17時頃に着きました。
駅からすぐのホテルへ。田舎町ですがスタバもあり意外と都会です。南部ですが、イスラム色はあまりないな。もっと南行かないとなのかな。
翌日に備えてさっさと寝ます。
ブルベ行くよ!エントリーからPC1まで
翌朝、6時Startなので5時半頃エントリー。自転車に貼るシールなども貰えました。大量の水とバナナやドリアンが積まれています。
参加者はざっと60人くらいでしょうか。ミニベロの人もいます。
ホアヒンの時もそうでしたが、お揃いのジャージを着てチームで出る方々も結構いる模様。
外国人は見た感じファランが1人かなぁ。
夜明けと共にスタートです。
日が長いのですぐに明るくなってきます。朝は涼しい。
綺麗な川沿いを走ります。交通量は少なく快適。集団について行かせてもらいます。
タイ人ではないとわかると、どこから来たの?どこに住んでるの?と必ず聞かれます。割と皆さま英語がお出来になる。
最初のコントロールにはフロアポンプも完備。至れり尽くせりです。
ここからは一人旅。だんだんと暑くなってきます。
意識して多めに水を飲み、おなかが空く前に食べ続けます。
PC1~PC3手前のコントロールまで
PC1にはにゃんこがいた
今回導入した顔を覆えるマスク(というかただの薄い筒状の布)が顔への直射日光を防ぎ、呼吸はしやすいということでかなり良い感じです。日光は疲労に繋がるのがやっと最近わかってきました。
田舎道が続きますが、一部(5kmくらい)ダートの道も。比較的硬く走りやすかったです。良かった。
ダートをすぎるとポツポツと雨が。あっという間に土砂降りになります。森の中の道なので特に凌ぐ場所もなく、電子機器の防水とスリップだけ注意して淡々と進みます。
暑さをちょうど冷ましてくれました。
次の海沿いのコントロールへ。
どうも前半は絶景ポイントをコントロールポイントにしている模様。
こんなに綺麗な砂浜なのに誰もおらん。。
バテないようにとにかく飲んで食べてを繰り返します。途中の売店でコーラ買ったら、暑そうだけど大丈夫か?着替えるか?とTシャツを出してきた笑 親切すぎます。(流石にお断りしました)
コンビニ休憩しているときに他の参加者さんに、暑いねーと言ったところ、
「hahaha. This is Thailand.」と言われました(^o^;)
そんなこんなで、折り返し。。
脚もそれほどきつくない、消化器官も大丈夫、心肺も大丈夫、ということで今までになく順調です。
引き続き淡々と進みます。
何も田舎道を淡々と走ります。何もなさすぎる。笑
最後のセブンで多めの補給。日が暮れてこれから暗闇の山の中に入っていくので多めに。
ラストセブン~PC3・ゴールへ
補給完了して夕闇が迫る中を走っていると!
山に向かう幹線道路で、何か大きいものを踏んづけて落車!
左に倒れて滑りました…
幸い左のハンドルとシューズが全てを受け止め、身体は無傷。バーテープがボロボロになってしまったくらい。ご、ごめんよ。
右に転んでたらディレーラーハンガー逝ってリタイヤだったと思います。
本当に運が良かった。既に240km。気をつけよう。。幸い走行に支障はなさそうなので走行再開。
ここから真っ暗な山の中を登っていきます。
長いですがそれほど斜度はないのでくるくると回します。
後ろから他の参加者のおじさんが来てくれて、喋りながら登ります。1人じゃ少し怖かったわ。
ラストチェックポイントまであと1kmのところで、
まさかの前輪パンク!
こんな山の中で!夜に!
50mくらい戻ったところの商店の軒先をお借りして修理します。
小学生くらいのお子さま2人とお父さんとお母さんと家族全員に興味津々で色々聞かれます。
ライトを出してきてくれたり優しすぎる。
息子くんは綺麗な英語で日本大好き!行きたい!と言っておりました。
学校で英語やってるみたいです。
パンクの原因は探しましたが不明。とりあえず修理して再開です。
再開してすぐのPC3では、「後ろで日本人がパンク修理してたぞ」と伝わっていたらしく、大丈夫?と聞かれました。有人のチェックポイントは嬉しい限り。
最後のチェックポイントを過ぎ、計20km近かった登りは終わりです。斜度はないけど感覚的には箱根みたいだった。。
おじさんに引いて貰ってゴールを目指します。人の後ろって楽です。ありがたいですね。
市内に入ります。
21:54にゴールでした。
最後こそ疲れましたが、総じてうまく立ち回り出来た気がします。
これでタイでのブルベは最後かな。
日本と違ってほぼ全てのチェックポイントにスタッフさんがいて、水や食べ物を用意してくれて、本当にありがたい。楽しかった。
今回もありがとうございました。
寝台列車で帰ります
で、帰りなんですがなんと日曜日中の列車が満席で購入出来ませんでした。
のでゴール3時間後に出発する寝台列車に乗ることに。
ホテルに帰ってシャワー浴びて荷造りして駅へ。
寝台列車の輪行、かなり無理やりですがこうなりました。あまり真似しない方が良いと思います。1人ならまだしも、複数人だと流石に邪魔すぎて怒られそう。
と、いうわけで帰りも11時間くらいかけてバンコクに戻るのでした。
寝台列車で目覚める朝はなかなか良い。
タイでの自転車は最後かな。
最後に傷つけてしまって自転車に申し訳なかった。
よく走ってくれました。
今回はとにかく行くのを迷っていたけど、本当に楽しかった。
海外で走れるのは次いつになるかわからないのは少し寂しいです。
主催クラブのスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。