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これで日本酒通!お酒を注文する時の表現や伝え方
全国に数多ある日本酒の銘柄。種類が多く個性も様々ですね。種類の多さはお酒好きにとって最高の楽しみでもありながら、ビギナーの方からすると「自分好みのお酒を見つける難しさ」も付いて回る問題です。
「吟醸」「純米」「生酒」「しぼりたて」などなど専門用語も数多く、
「どんなお酒が飲みたいのか」を伝えるのが難しいお酒かもしれませんね。
そこで今回はについて書いていきたいと思います。日本酒居酒屋や酒販店などでの注文の際にぜひ使ってみてください!
「辛口ください!」は店員さんを困らせる?
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居酒屋や酒販店で「辛口ください!」という注文方法は決して悪くないのですが、店員さんからすると「さて、どのお酒を出そうかな、、、」と悩んでしまうのも事実です。ここからの短いコミュニケーションでお客さんが喜んでくれるお酒を出せるかどうかが店員さんの腕の見せ所でもありますが。
ではなぜ「辛口ください!」が店員さんにとって難題となるのか。 日本酒における「辛口」の定義が曖昧で、様々な要素で「辛口の日本酒」と捉えられるからです。
例えばアルコール度数が17〜18%と高い原酒を「アルコールの刺激が強い」という点で辛口と捉えることもできますし、醸造アルコールが添加されている本醸造酒の辛口というものもあります。 「純米酒」でも甘味が多いものからスッキリとキレの良い「辛口と呼べるかなー」というものまで様々です。 さらに「吟醸酒」「大吟醸」「純米吟醸」「純米大吟醸」など「吟醸」と名のつくものは香りがフルーティな要素があるのは共通項ですが、味わいでいうと純米酒同様、甘味がしっかりしたものから、スッキリとドライなものまで様々なのです。
「フルーティ・スッキリ・しっかり」という表現を使ってみよう
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では、4タイプ分類の考え方を活かしつつ実践してみましょう!ポイントとなるワードはたったの3つ。「フルーティ・スッキリ・しっかり」です。
4タイプ分類のように香りの要素と味わいの要素を分けて考えられると店員さんに自分の希望が伝わりやすくなりますよ!
「フルーティ」は香りの要素ですね。フルーティな香りがそんなにいらないなぁという場合は「香りは穏やかで」なんて伝え方がいいかと思いますし、「お米っぽいしっかりした香り」なんて伝え方も使えますね!
「スッキリ・しっかり」は味わいの要素です。日本酒は「甘い・辛い」
より、「スッキリ・しっかり」という「ライトorヘビー」的な表現の仕方の方がしっくり来ることが多いんですね。
なお、近年注目度が高まっている熟成酒は日本酒の香味の中でやや特殊なジャンルですので注文するときは「熟成酒に挑戦してみたいんですが」のような伝え方がいいかと思います。
まとめ
それではまとめていきましょう!
店員さんに注文する際に「フルーティでスッキリがいいです」などと伝えると、詳しい店員さんなら「じゃあこのお酒かこのお酒かな?」ぐらいに一気に絞り込めるのです。「このお客さん、お酒出しやすーい!ありがたーい!」という、まさに神様のようなお客様になれるのです。
そして、ここまでの基本を覚えると!「甘口・辛口」も活かせるんです。単体での「甘口・辛口」はぼんやりとしたイメージですが、先ほどの3つのワードと組み合わせれば一気に使えるワードになります。
「フルーティで甘口」だと店員さんは「なるほど、吟醸系のお酒で味わいも甘味がしっかりしたあの銘柄を出そう!」とか、「香りはお米らしくて、しっかり・辛口」だと「よし、じゃあ旨味もあってキレもいい燗酒向きのあの銘柄でいこう!」などなど提供やコミュニケーションがすごくスムーズになると思います。
いかがでしたでしょうか?「フルーティ・スッキリ・しっかり」という簡単なワードを使うだけで日本酒の楽しみ方が大いに広がり、日本酒居酒屋や酒販店に行く楽しみもかなり増すと思いますのでぜひ使ってみてくださいね。
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ライター紹介🍶
北井一彰
『日本酒のきき酒師の漫才師「にほんしゅ」』として、相方のあさやんとともに全国のお酒にまつわるイベントでの日本酒漫才披露や司会、セミナー講師、各種メディア出演、コラム執筆などの活動を続ける。
【食卓には日本酒。話題には漫才師にほんしゅ。】を目標に、日々進化し続ける日本酒に追いつけるように奮闘中。
official website:http://nihonshu-sakemanzai.com/
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