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確かに呼ばれたと思った 誰もいないはずの図書館 それなのになんで俺は お前とこうしてるんだろう 小さな声 いやもっと別の何か 引き寄せられるように 重厚な書棚の影 人目忍んで ここだけ温度があからさまに違う 初めてとか知ってたとか そんなことどうでもいい お前が 誰であっても
言ってること 一旦腹の中に落として 浮かんでくるその意味合いを 理解する 時間が少しかかっても 少し待たせてしまっても 大切な言葉一つ一つ 無駄にしたくない そしてつなぎ合わせた諸々が 意味を成すその時 ああ お前でよかったって 胸に染み渡るこの幸福感を 心の中に仕舞い込む