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お供え#3

今日作ったクイズをお供え。


【問題】
生類憐れみの令がある中で対馬のイノシシを全滅させ、現地の農作物を救った人物は誰でしょう?

【想定解】
陶山訥庵

【補足】
読みは陶山訥庵(すやま・とつあん)。計画の名前は「猪鹿逐詰(いじか・おいつめ)」。やっていることは殺生(生類憐れみの令で禁止されている)だが、幕府には「追い詰め」と言ってごまかした。対馬を柵で9つに分けて、毎年1か所ずつ狩りをしていった。つまり9年かかった。一説として、背景にはまたしても綱吉がいる。「諸国鉄砲攻め」を実施。要するに、全国で銃を制限する政策。それまでは害獣を銃で抑えていたのに、数が足りなくて各地で繁殖されて大変なことになったとか。対馬は軍事的に要所といえそうなので、諸国鉄砲攻めが対馬において大打撃だったかは微妙。計画の名前が猪鹿というだけあって鹿も狙ったが、狩りきれなかったらしい。あと残念なことに、1994年にイノシシが見つかった。どこから入ったんだろう。


以上。

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