好きになる理由は各々

この場所がすきになる

我が家は、ずっと社宅住まいだった

何度か新居を考えたが、何度も諦めた
転勤を何度か経て今の土地に住居を構えた

今の住居は旦那の、駅から10分以内を叶えるため、予算と折り合いのついた今の土地だった

昨年夏、次女が
「近所の祭にいこう」
と誘ってくれて久しぶりに祭りへ

夜店がたくさん並び、櫓からは太鼓と音楽が

「久しぶり」
と思っていたら、たくさんの人が、先輩方が皆、一心不乱に盆踊りを踊りだした

私の実家は田舎なのに、高齢の先輩方、しかも踊りの先生と生徒さんしか踊ってない

(みんな踊るんだ、なんか素敵だね)
驚いた家族3人を横目に

子供たちや、若者達も踊りだした
二百人近くが櫓を囲み踊り始めた

街の根本に触れた気がした

本来の盆踊りのあるべき姿だと

亡くなった方やご先祖様を迎える意味
それは、現在の生きている我々の姿を
元気で過ごしてる姿を知らせる
先人たちを思い、思い出せる
貴重な、神聖な場だと

踊れない自分が恥ずかしくなった
そして胸がキュンとした

せっかく引っ越したのだ
次回は少し踊れるようになりたい

せっかく地元になったのだ
神様のくれた機会

普段は出会うことがない
街の人達に
先人たちに
盆踊りを繋いでくれた先輩方に
感謝と感動が止まらなかった

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