続・ピスメの土沖の話を聞いてほしい

本日『5月30日』なので改めてピスメの土沖に想いを馳せます。想いは366日馳せていますが…IQがマイナスなので旧暦も新暦もよく分かっていませんが…。

この文章を書いているのは沖田えこ贔屓土方推しの土沖好きなオタクです。なんか合わなさそうって空気を察した方はすぐにこのページを閉じた方がよろしいです、すみません───。

別記事の例に漏れず、以下はピスメで土沖が好きでないと何ほざいとんねんコイツツラ貸せ表出ろってなりますし、全巻既読じゃないとこの人何言うとんねん、って感じになる野暮な妄言です。いや全巻読んでても何言うとんねんこの人ってなりますが…。オタクの幻覚なので怒らないでください本当にすみません。


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まず先に、、、ピスメにおける沖田総司の「死」が作中でもたらしたこと、については同志の方々が素晴らしい考察や感想がインターネットに公開されております、そちらをマジで、是非に…!


16巻の【沖田さん回⇨土方に宛てた手紙】の流れがまさに『ピスメ土沖』を凝縮していて大好きです、という話をします。
いえ、ピスメ土沖がお好きな方でも16巻に対して様々な感想が存在するというのは百も承知なのですが、わたしは大好きです。大好きです、な気持ちを抱きつつ─── あの10巻『露』以降から16巻までの土方歳三のカタルシスといえば、かっつぁんを喪ったのは自分の落ち度だと失意のドン底で心身弱りきり不憫な主人公に介護させた挙句雑魚モブに路地裏に連れ込まれ「おえがわゆかった.…°(ಗдಗ。)°.」と強面男前を脳破壊させるといったkrn先生による、krn先生のための"トシサン萌え"を何巻にも渡りこれでもかと展開された折は───  それはもう生き生きとされておられて何よりでした。本当に───  何よりです──────。ちなみに───これは映画燃えよ主演の岡田氏繋がりの「ファブル」を意識しています─── どうでもよい───。

そんな、まあ、色々な意味でハードな展開を経てからの16巻収録のストーリーは沖田総司のクランクアップというひとつの大きな節目であると同時に、krn先生の"トシサン萌え"のひとつの集大成を描いた殊更に意味のある巻じゃないかなと思います。決して他の巻と比べてではなく、相対的にではなく、絶対的に、という意味合いで…。

16巻において自死を留まり、再び立ち上がり、仲間の姿を瞳に映して涙する土方の姿に添えられる沖田さんの言葉を引用いたしますと、

『"人は誰しもおしなべて 息をしているだけで尊く、重い"のではなかろうかと。人を生かし活かす為に統べるあなたなら、なおの事』

『なおの事、あなたはその重みに苦しむのでしょう』

『…願わくば どうか いつの日にか出会えますように。』

『"あなただけの苦しみ"が導いてくれる "あなただけの最高の景色"に。』

『最も遠く、最も近い所から いつもあなたを見守っています』

『──…どうか生きていて 土方さん』

素晴らしい、その一言に尽きます。泣。
この素晴らしさから伝わる溢れんばかりの"想い"、これはもう、大変失礼ながら有り体に言えばkrn先生からの"土方歳三"へのラブレターだよなあ、と感嘆せずにいられません。ご自身の作品の土方歳三と史実の土方歳三氏への、愛あふれるメッセージですよ。


などと勝手に作者様の心中を妄想して本当にすみません。不遜にも程がある。カプ萌えしつつもメタ的な視点で考察しちゃうアタクシ!とかじゃないんです信じて。しゃらくせえ~って感じで本当にすみませんだしこうやって予防線張るのもダサくてすみません。ダサくてキモくてすみませんなんですけどどうしても言いたかった…krn先生がこの世に生み出されたピスメの土沖が大好きだから言いたかった。言わせて!!!!


krn先生、連載当初より土方氏が最萌えだと公言されてらっしゃるので、その筋金入りの"トシサン愛"を言葉にする作中の代弁者が沖田総司だったことは沖田ファンとして言葉にできない感動があります。いや代弁者とか、ただの妄想です、本当にすみません。でも妄想を続けます。
そう、沖田さんの立ち位置がいちファンとして願っていたそれと言いますか…沖田さんが報われたのが嬉しい、と言った方が正確かもしれない。九つの時の出来事を土方とだけ共有し、日頃は"指導者"として慕い、上洛前には土方の病の身代わりを自ら立てて、いつも心に寄り添って、時にはからかいながら「あなたのことなんかお見通し」だと笑って土方を孤独にさせない─── 土方へ向けるそんな沖田さんのあたたかな愛が84話で見事に、最大限に美しく昇華されているなあと思います。作中屈指の名シーンだと思います(連載中ですが)。

もちろんそれは土方が、沖田さんのことをかけがえのない存在と想っていて、「もっとこうしてやれたのに」と後悔する程に大切にしている、と同時に仕事では類稀な剣の才能に信頼を置きつつ、共依存とも言える強い情愛と離れがたい執着を向けていて…という大前提が異聞と鐡で描かれてきたからこそ、沖田さんの祈りの言葉が、土方にも、読者にも、心に響いて胸を打つのだと思います。

マジで"良"ですよ、ピスメ土沖(親指を立てる)。

しかし土方さん、今後は遂に(遂に…)明かされるであろう主人公との過去の因縁がまだありますし、まだまだ戦いに身を投じていかれるのでまだまだまだまだ活躍が拝めるんですよね、嬉しい反面、鉄くんってマジで謎すぎる主人公ですよね…。鉄くんが「人を殺さない」という誓いは、土方さんにとっての「総司にもこうさせてやれるはずだった」という"後悔のやり直し"であり、沖田さんにとっての「こうであれば土方さんに悲しげな目をさせずにいられたかもしれない」という"希望"でもあるんじゃないかなと、すなわち"土沖"を汲んでるって言えるよなあ〜と思います。すみません失礼ながら、思います…。

それと先行きの明るくない話題ですが、土方歳三のクランクアップシーン(……)がどのように描かれるのか、果たして"その時"に"沖田総司"がどのように関わるか、もしくは関わらないか、でピスメの土沖に抱く"感情の種類"が決まるなあ…と勝手ながら個人的には思っているので、一体どう転ぶのかと正直どきどきでしかありませんが、欲張りませんただ待つのみですこの先の展開をッ………という感じです。読みたくない、けど読みたい、どうか読ませてください……。
残念ながら『どうか生きていて土方さん』という沖田さんの切なる祈りは叶えられない、という事実を我々は"知っている"のですが、それでも……と縋るような気持ちでいっぱいです。土方さんの"その時"に、あらゆる意味で、また沖田さんが報われてくれたらいいなあ、などと不謹慎ながらに願ってしまいます、土沖が好きなので…。

妄言を読んでくださってありがとうございます。色々と失礼大爆発ですみません。ピスメ土沖に永遠(とわ)の幸あれ───。


出典:黒乃奈々絵 PEACE MAKER鐡 16巻(マッグガーデン)

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