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【旅】ムダなし!キャメロンハイランド一泊二日の過ごし方

KLから北へ約150Kmのキャメロンハイランド。

新鮮で驚くほど美味しい高原野菜、連なる山々の素晴らしい景色。
そこは、同じマレーシアとは思えない爽やかで澄んだ空気に満ちています。

もし、キャメロンハイランドの旅行を計画中で、次のようなアクティビティに興味があれば、これから紹介する筆者の旅行記が参考になるかも知れません。

・新鮮な高原野菜といちごを堪能して、買って帰りたい。
・いちご狩りをしたい
・BOHプランテーションティーガーデンでお茶を飲みたい
・ジム トンプソンゆかりの場所へ行きたい
・ナイトマーケットに行きたい

気になるもはありますか?
では、旅行記へ移りますね。


旅程

2022年5月の三連休に一泊二日で旅しました。
自家用車は使わず、KLからキャメロンハイランドまでは往復バスを利用。
現地では、ハイヤーをチャーターしました。

1日目

08:15 TBSバスステーションでキャメロンハイランド行きバス乗車

キャメロンハイランド行きのバスは、1時間に複数本あるので利用しやすい。
バス自体は、広めの座席にレッグレスト付きで思ったより快適。
予想通り冷房は効きすぎ。持ってて良かった!ウルトラライトダウン。

13:00 タナーラタ到着、ランチ

バス終点は、キャメロンハイランドの玄関口であるタナーラタ。
観光案内所やレストラン、カフェ、お土産物屋さんがあり賑やか。

ランチはMay Flower Restaurantにて、新鮮な高原野菜をスチームボート(お鍋)でいただくことに。

ハーブが効いたオリジナル味とあっさりトムヤム味は、どちらもシャキシャキの新鮮野菜とお肉にピッタリ。風が涼しくて、屋外でも快適です。

トムヤムとオリジナルスープのお鍋

13:00 いちご農園の散策

ランチ後は、宿泊先のスモークハウスまでタクシーで向かうはずが、幹線道路は大渋滞中なので、2.2Kmの道のりを歩くことにしました。

いちご農園や綺麗な川が流れる、のどかな道を行きます。

清流がありました

路上や農園の店頭では、たくさんのいちごが売られています。
ジャヤグローサーなどで見かけるいちごとは大違い。
大粒で真っ赤でツヤツヤしてます。
甘くてとっても美味しい!

農園でのいちご狩りは、空いているなら予約しなくても出来るそう。
通路も綺麗で、いちご棚は高低があるので、小さなお子さんも楽しめそうです。

農園によって、いちご狩りにホイップやチョコが付いていたり、カフェが併設されていたりと様々。
いちご狩りのお値段は、いちご500g /RM30-50程度のところが多そう。

途中、いちご農園のカフェで休憩。

オリジナルいちごジャム付きスコーンといちごジュース

15:30 スモークハウス到着

そろそろホテルが見えるかな、と思った途端、そこだけイギリスな空間を発見。
こちらが、今夜宿泊予定のThe Smoke Houseです。
ホテルを取り巻くイングリッシュガーデンも素敵!

ホテルの近隣はゴルフ場くらいしかないので視界をさえぎるものがなく、まるで英国の田園都市に来たみたい。

イングリッシュガーデン

16:30  キャメロンハイランドホテルへ

チェックイン後は散策へ行きましょう。
まず向かったのが、ハイランドリゾートホテル。

ここは、ジムトンプソンのファブリックを使ったジムトンプソン・カフェが有名。ここのアフタヌーンティーは予約必須です。

ジム トンプソン氏

カフェは高級コロニアル風。ゆったりと重厚感のある内装に、グランドピアノとハープの生演奏でとっても優雅な雰囲気でした。

ただ、ジムトンプソンショップの品揃えは、それほど良くはなかったです。

17:00  Paser Maran(ナイトマーケット)で買い物&買い食い

ハイランドホテルの次に向かったのは、Golden Hillsのナイトマーケット。
ホテルから徒歩10分程度。
夕方17時くらいから、お店が開き始めます。

思ったよりお店の数が多く、観光客だけでなくローカルからも支持されているようです。

いちご雑貨もあり

高原野菜、果物、蜂蜜、多肉植物やいちご柄の雑貨など、多くのお店があるので見応えがあります。

コムハニー

山菜の天ぷらみたいな揚げ物やフライドチキン、ナシレマ、麺類など食事類も充実。

ここで、今回の目的の1つであるホワイトコーンを発見です!
さっそく生でいただきます。

びっくりするほど甘くてまるで果物!しかも1本RM5とは驚きです。

ホワイトコーンはじめ、高原野菜、苺、日本ではレアで高級なコムハニーなどを買ってホテルへ戻ります。

19:00  スモークハウスのメインダイニングで夕食

徒歩10分程度でホテルへ着きました。
今夜は、ホテルのメインダイニングでイギリス料理をいただきます。

その後は、ロビー横の宿泊者限定バーコーナーへ移動し、食後のコーヒーとお酒を楽しみました。

21時すぎには、すでに外気温は10度ほど。
肌寒いので、暖炉を灯してもらいました。
炎を見つめながらくつろぐ、とても素敵な時間でしたが、マレーシアで暖炉だなんて、ちょっと信じられませんよね。

2日目

8:00 ホテルで朝食

翌朝の朝食もメインダイニングにて。
ボリュームある朝食セットに、さらに各種パンが食べ放題という大盤振る舞い。エッグベネディクトがサーモンたっぷりで美味しくて大当たり。

パンは好きなだけ食べられる

9:15 ホテルチェックアウト&ハイヤー乗車

旅行の目的の1つ、BOHティーカフェへ朝一番に向かいます。
9:30出発は遅いとハイヤーの運転手さんに指摘されたので、少し早め出発。

それでも、途中に渋滞があったんです。

10:00 BOHティープランテーションカフェ到着

カフェへの道は、途中から山道になります。
両通なのに、片側1車線しかない見通しの悪い道がいくつかあり、乗車してるだけなのにヒヤヒヤ。

そんな道を抜けた先は、ご覧の絶景です。
どこまでも続く緑の茶畑の先には、2000mを超える山々が連なっています。

途中下車して、BOH社の茶畑を少し散策します。

これは紅茶の木。
なんと樹齢が100年だそう!

それからさらに車に揺られ、ついにカフェの駐車場に到着です。
ネットでよく見る、あの有名な景色がありました。

車は、カフェ下の駐車場に停める決まりです。
そこからカフェまでは、往復とも歩いて移動します。

駐車場から坂道を7、8分歩いてアクセスするので、お年寄りや小さなお子さん、ベビーカー、脚に自信のない方はちょっと厳しいかも知れません。

カフェへの道。坂道を上る

坂道の登り切ったところにカフェの建物があります。

建物のテラスから、ご覧の「茶畑・山・空」しかない美しい景色が一望できます。
思ってたより山が近い。
そのせいか、天気が変わりやすいようです。

さて、BOHティーのカフェへ行きましょう。
が、もうすでにカフェ入場の列ができています。

朝一に来たはずなのに、景色を見ていて出遅れたようです。
え、もう席がなくない…?

カフェはセルフサービスなので、席をなんとか確保と、飲み物を注文する任務に分かれて行動です。
のんびり景色を見てお茶するには、厳しい三連休最終日です。

カフェはセルフサービス

スコーンとチーズケーキを注文。ケーキ類の種類は充実。
紅茶は、好みのフレーバーのティーバッグを選ぶ方式。
ティーリーフのティーポットサービスではなくて、ちょっと残念…。

物販ショップは、イラストが素敵な紅茶缶がたくさんありました。
ただ、KLでも買えるものが多く、限定品とかはなさそう。

店舗を出ると急に雨足が強くなったので、カフェの入り口までハイヤーに来てもらいました。
基本的に、自家用車の場合はカフェまでの迎車は不可だそう。

山の天気は変わりやすいので、小さなお子さんがいる場合は、念のため雨具があった方が安心かも。

11:00 BOHティーカフェ出発。ハイヤーでタナーラタのバス停へ向かう

さて、そろそろタナーラタへ向かいますが、少し時間があるので、Kea Farm Marketという市場に立ち寄ります。

ここは、高原野菜やいちご、多肉植物、紅茶、雑貨などの店舗が、所狭しと集まった活気あふれるマーケット。

観光客向けなので多少値段は高いそうですが、KLより断然安い。
品揃えが良く見ていて楽しく、ついついホワイトコーン、いちご、プチトマトなどを追加でお買い上げ。

そろそろ帰りのバスの時間です。

13:30 KL行きバス乗車。

30分遅れで、KL行きのバスが出発しました。
イポー線との調整のためのようですが、マレーシアのバスなので遅延は折り込み済み。それにしても、どこもかしこも混んでます。

18:00 KLセントラル駅到着

帰りの山道とKL市内の渋滞により、約1時間遅れて到着。
無事について何より、お疲れさまでした!

まとめ


さあ、以上がキャメロンハイランド旅行記でした。

さいごに、大切なことをまとめて置きましょう。

出発前の心構え

旅行記に、「渋滞」「混む」というワードが頻出しましたが、キャメロンハイランドを満喫するために、もっとも重要なことは渋滞対策。

KL中心部を、朝8時までには出発したいところ。

筆者たちは11:30頃に到着しましたが、ものの30分で道はすでに大渋滞。
1キロ/1時間もざらにあるそうです。

平日に行くと随分マシのようですので、可能なら土日祝を避けて。

運転計画


キャメロンハイランドの道は、KL近郊とは全く異なります。
また、山なので天気が急変することもしばしば。

筆者は、往復とも山道で土砂降りを経験しました。
バスだったのでぼんやり眺めていただけですが、運転してたら怖いだろうな…というのが正直な感想です。

また、キャメロンハイランド中心部からBOHティーガーデンへの道は、前述したように細く暗く見通しの悪い道がいくつかあります。

運転はくれぐれも注意してくださいね。

持ち物


山道を長く走るので、車酔いしやすい方は事前に酔い止め薬を用意しておくのをお勧めします。

また、高原野菜やいちごをたくさん購入する予定の方は、保冷バッグやエコバッグを忘れずに。

朝晩は冷えます!羽織ものは必ず持参しましょう。

ホテル

キャメロンハイランドには多くのホテルやコテージがありますが、中心地にほど近く、ジムトンプソンにゆかりがあり、ナイトマーケットに近いホテルとなると、旅行記にも登場したこの2つのホテルに絞られます。

1. Cameron Highlands Resorts Hotel
2. The Smoke House

1番は、コロニアル様式の高級リゾートホテル。ジムトンプソンティールームで優雅なアフタヌーンティをしたい方はここがおすすめ。スパも充実。

2番は、あるこじんまりしたアンティークホテル。ジムトンプソン失踪事件を参考にした松本清張の小説「熱い絹」に何度も登場しています。

キッズアクティビティ

Yea Farmers Marketの近くには、羊や蝶と触れ合えるSheep SanctuaryやButterfly Gardenがあります。
小さなお子さん連れの場合、お買い物のついで立ち寄っても良さそう。

マストバイ

マストバイはホワイトコーンと苺。
ホワイトコーンは、日本でも北海道産などが手に入りますが、キャメロン産は瑞々しくて甘くて本当に美味しい。
お値段は、3本RM20程度なのでお手頃なのもいいですよね。

いちごは、日本より美味しいとは言いませんが、遜色ありません。

KLのスーパーで売られてるキャメロンハイランド産のいちごとは段違い。
あれは本当にキャメロンハイランド産なのか疑わしい…。


もう少し近くて、渋滞がないなら、月に一度は行きたいキャメロンハイランド。

ジャングルトレッキングも楽しそうですし、Mossy Forestやラフレシアを探すツアーも興味があります。

何よりヘイズがひどい昨今、あの爽やかで清々しい空気が恋しい…。

筆者がKL近郊で一番好きな場所、キャメロンハイランドをご紹介しました。
参考になると嬉しいです。素敵なご旅行を!

*文中の情報は2022年5月時点のものなので、最新情報は直接現地へお問いあわせください。






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