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【インター】当ててみて!日本の学校になくて、インターナショナルスクールにあるモノは?

日本の学校では禁止だけど、インターナショナルスクールではごく普通なモノがあります。
また、禁止こそされていないけど、日本の学校では見かけないモノもいくつかあります。

それらは、全部で9個。
何だか分かりますか?

これから、発表していきますね。
あなたの予想と合っているかどうか、答え合わせをしてみましょう!


1.おやつ時間


バンコクとクアラルンプールのインター校では、10時頃から中休憩を兼ねた30分程度のおやつ時間(ブレイクと呼びます)を設ける学校があります。

学校の食堂や売店で、パンやお菓子、果物、麺類など自由に買って食べることができます。
もちろん自宅から持ってくるのもOK。中にはデリバリーする強者も。

なので「お昼前にお腹が空いて授業に集中できない!」という事はないみたいです。

しかし、授業中におやつやガムを食べるのはご法度。
イギリス系は先生から注意されます。

2.キャンティーン


日本の学校給食は、同じ献立を生徒全員が食べますよね。
アレルギーのお子さんには別メニューもありますが、基本は同じメニューです。

娘たちが通っていた、バンコクのインター校はブッフェスタイルでした。
マレーシアのインター校は、西洋かアジア料理、ベジタリアンが選べて、サイドメニューにおにぎりやサンドイッチ、ソフトクリームなどを自由に選ぶことができます。

給食というより、大学とかの学食のイメージですね。
もちろん自宅からお弁当を持参しても構いません。

「好き嫌いをしないでなんでも残さず食べよう」とか「三角食べ」という発想は全く無く、また食育的な指導もありません。
なので、嫌いな給食を食べるのが辛い….という事はなさそう。

業者が入って運営しているので、給食当番もなく配膳下膳もなし。

次女が小学校の時、給食当番の男子がパントレイをひっくり返したのでクラスのパンがなくなっちゃった!みたいな大事故も起こらないでしょう。

3.電卓


日本の中学や高校では、電卓の使用は禁止ですよね。
数学の問題では、計算でいかにケアレスミスを無くすかも重点項目の1つかと思います。

長女は小学生の時に公文式へ通っていたのにも関わらず、小学校から中1まで、しょっちゅう計算のケアレスミスをしていたので、先生から「検算するように」と毎回注意されていました。

そんな長女にとっての福音がインター校の電卓。
イギリス系インターナショナルスクールでは、数学や科学の授業はもちろんテストにおいても、計算をする場合には電卓を使用します。

「人間は間違えるが、電卓は決して間違えない。計算という単純作業は機械にさせて、問題解決のためにもっと頭を使おう」という考え方に基づくようです。

電卓といっても関数もできる高度な電卓で、セカンダリの最初には数学の時間に「電卓の使い方」の授業が設けられていました。
ちなみに、カシオ製が学校標準電卓です。
おそらく他のインター校もカシオ一択じゃないかしら。

電卓は、ボールペンや定規と同じような、普通の文房具の1つと見なされています。

4.近代史の授業


ケンブリッジのカリキュラムを元にしているので他のカリキュラムは分かりませんが、歴史の授業では近代史、特に第一次から第二次世界大戦、アメリカの奴隷貿易や公民権運動について、じっくり勉強している印象です。

特にナチスについては、関連する映画や書籍、ドキュメンタリーもたくさん観てレポート提出も多くありました。

近現代史は、現在につらなる事件や事柄も多いので、そのあたりを深く勉強するのはいい事だと思います。

また日本ではほどんど語られない、マレーシアから見た日本や日本軍の歴史、蛮行ついても学ぶ機会も得られました。

5.ハウス


ハウスとは、学校全体を縦割りにして3つか4つのグループにしたものです。

例を挙げましょう。ハリーポッターを思い出して下さいね。
入学時にハリーたちは組み分け帽子で、グリフィンドールやスリザリンなどに分けらていました。あのグリフィンドールなどのチームを、ハウスと呼んびます。

ハウスに学年は関係ないため、生徒はYear1から最上級生まで満遍なく構成されており、このハウス毎にスポーツデイやイベントなどを競います。
ハウスにはそれぞれカラーやシンボルがあり、生徒たちはそれにちなんだTシャツなどを着て連帯感を深めています。

6.インターナショナルデイ


年に一度、それぞれの国の民族衣装などを着て、文化交流をする日があります。

その日は、強制ではありませんが日本人女子は浴衣を、男子は甚平を着て通学するのが一般的です。

アニメの影響か、浴衣はタイでもマレーシアでも大人気なんですよ。
なので、インターナショナルスクールに入学を決めたら、こういった日本的な衣類を持ってくるのをおすすめします。

日本ブースを作り、保護者がおにぎりを売ったり、折り紙や書道を教えたりすることもあります。

7.パーティ


先生や生徒の転任や転校、誰かの誕生日、学期の終わりには、学校のランチタイム等の時間を使ってちょっとしたクラスパーティが開催されます。

各自が自宅からケーキやフライドチキンや、ピザなどを持ってきて(またはデリバリーして)皆で楽しみます。

また時々、先生から学期末などにブラウニーなどのちょっとしたサプライズプレゼントがあるようです。

成績が良い生徒や頑張った生徒には、特別にお菓子やミニプレゼントがもらえることもあります。

8.プロム


ハリウッド映画などで見かけるハイスクール卒業式の後のダンスパーティ「プロム」。インターナショナルスクールには、このプロムがあります。

長女の時は、クアラルンプールの五つ星ホテルのボールルームでフルコースディナーと共に楽しんでいました。
女子は、ドレスにばっちりヘアメイクを施して、華やかに着飾っておしゃれを楽しんでいました。

その時は友人の数家族と一緒にホテルに泊まったので、親は親同士で打ち上げを楽しみました。

プロムは学校主催があったり、有志が主催したりと様々です。

9.気軽な転校


タイとマレーシア限定になるかも知れませんが、生徒の転校はそれほど珍しいものではありません。

さすがに、Year10以降はIGCSEなど学業が大変になるので、滅多に転校の話は聞きませんが、それ以前だと一旦学校とあわないと判断すると、気軽に転校をしている印象です。

同様に、教師の移動も多い。
この点においては、筆者を含めて不満に思う保護者も多いと思いますが、教員の欠員や移動は少なくない印象です。


さて、あなたの予想した答えと合ってましたか?

他にもあるかも知れませんし、日本の学校によっては許可されているものもあるかも知れませんが、ひとまず筆者が思いつく9選を紹介しました。

この中で、個人的には電卓が一番大きな違いかな、と思っています。

電卓に頼らず計算力をつけるべきだと思いますか?
それとも、計算は機械にさせることに賛成ですか?
あなたはどうお考えになったでしょうか。


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