見出し画像

【IGCSE】IGCSEの成績評価のしくみ

インター校の案内で、「A-A* 90%」や「Pass rate 100%」などの表記を目にしたことがありませんか?
これらはすべて成績に関する情報です。

IGCSEは、どのような評価方法なのか詳しく見てみましょう。

成績の評価方法

評価基準

IGCSEは、A*(Aスターと読みます)からGまでの、8段階で成績評価されます。


成績評価は、各学科の筆記試験の結果が用いられます。
上記の表は、試験結果に対応した成績評価表です。
なお、この表にある%の数値は固定ではなく、実施年や教科により多少変動します。
例えば、Biologyは80%以上がA判定だが、Mathだと85%以上なければA判定が取れないというように、同じ試験実施年であっても教科により多少の数値変動があります。

ここで示した表の値は、だいたいの目安としてくださいね。
さて、例えばMathの試験結果が85%だった場合は、この表によるとAの評価となります。

パーセンテージではなくパーセンタイル

この「Mathの試験結果が85%」とは、試験の正解率が85%というパーセンテージ割合ではありません。

同じ試験を受けた受験者85%よりも上位にいる、というパーセンタイルで示されています。

合否がある


IGCSEは、成績評価だけでなく合否判定があります。

先ほどの表にあるように、C以上の成績が合格と判断され、クレジット(Credit)と呼ばれます。
Pass Rate100%とは、C以上取得して合格した生徒の割合を表しています。

この合否判定は、IGCSEからプレユニバーシティへ進学する際に非常に重要な要素になります。

具体的に、どのようにクレジット数が使われるのか紹介しましょう。
下の画像をみて下さいね。
これは、クアラルンプールにあるテイラーズカレッジのAレベルの募集要項です。

Taylors college Entry Requirements


OレベルとはIGCSEのことを指します。
赤い四角で囲まれた部分には、「5クレジット以上が合格」と明記されています。
このようにIGCSEのクレジット数が入学申請に利用されるのです。

クレジットできない場合

努力の甲斐も虚しく、C判定が取れなかった場合はどうすれば良いでしょう。

D以下を取ると、その教科は入学申請にも使えず、評価もされません。
したがって、C評価はなんとしても取っておきたいところです。

成績表を受け取るタイミング


IGCSEの試験結果が出るのは、時間がかかります。

サイト上で確認できるのは、試験終了後から約2ヶ月後。
Certificationの原本を受け取るには、それからさらに1-2ヶ月かかります。

Certificationは、直接ケンブリッジから試験を受けた学校へ送付されます。
そのため、すでに本帰国している場合は注意が必要です。

まとめ

最後に簡単にまとめましょう。

・IGCSEの成績は、試験結果により8段階の成績評価がつけられる。
・C以上が合格でクレジットと呼ばれる。
・プレユニバーシティの入学申請に所定のクレジット数が必要
・D以下の成績は使えない。

もしも、クレジット数が足りなさそうな場合には、こちらの裏技が使えるかもしれません。参考にしてみてくださいね。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?