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【IGCSE】IGCSE科目選択のコツ

Year9の終わりが近づくと、在籍中のインターナショナルスクールよりIGCSEの科目を決めるようお達しがでます。
生徒や保護者向けの説明会も、いくつか開催されることでしょう。

科目の名前は理解できても、日本とは違うカリキュラムなので、実際どのような学習をするのか具体的にピンとこない方も多いのではないでしょうか。
実際、筆者もそのひとりでした。

2020年の長女の時は初めての経験で、科目選択の基準や選択数にとまどいい、手探りの状態でした。
しかし、次女が2022年にIGCSEの科目を決める際には、経験だけでなく周りからの情報も手に入り、自信を持って選択することができました。

IGCSEを2回経験した筆者だから言える、科目選びのコツをシェアします。


IGCSEの科目概要


まずは、IGCSEの科目について大まかに確認しておきましょう。

2023年9月現在、ケンブリッジが提供しているIGCSEの科目数は70を超えます。

英語、数学、科学、体育といった一般的なものから、経済、ビジネス、栄養、環境、音楽・芸術まで幅広いラインナップが提供されています。

70を超える科目は、以下の5つのグループに分けられます。

グループ1:言語(英語、中国語、マレー語など)

グループ2:人文科学(地理、歴史、経済など)

グループ3:科学(物理、化学、生物など)

グループ4:数学

グループ5:創造・専門(ビジネス、コンピュータ、会計、音楽、体育、アートなど)

各グループから満遍なく科目を選択しますが、IGCSEカリキュラムとしては、英語、数学、科学(化学・物理・生物から少なくとも1つ)は必須になっています。

さらに、各インター校で必須科目や選択科目数が指定されています。

例えば娘の学校では、中国語は必須でしたし、科学は化学・生物・物理から2つの選択が必要でした。

なお、科目同士で取れないもの(例えば、ICTとコンピュータサイエンスなど)や、人数制限により希望通りに選択できない場合もあります。

それではグループ毎に、選択のコツを紹介していきます。

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