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まるっと解説!よく分るIGCSE

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イギリス系インターナショナルスクールの「IGCSE」について、実体験と学校で知り得た情報をもとに1から10まで詳しく解説します
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【IGCSE】イギリス系インターナショナルスクールの鍵:IGCSEを分かりやすく解説します

イギリス系インターナショナルスクールのプライマリになると、よく耳にするIGCSE。 Oレベルと呼ばれたり、略してIGと呼ばれることもあります。 筆者は、2018年からイギリス系インターナショナルスクールに娘二人を通わせており、現在、長女はIGCSEとその次の段階であるAレベルも修了し、大学に進学しています。 この経験で得た、IGCSEに関する知識をもとに、IGCSEの概要や注意点についてわかりやすく解説していきます。 IGCSE概要 IGCSEとは、" Interna

【IGCSE】Oレベル(O-Level)とは

Oレベル(O-Level)とはOrdinary Levelの略で、主にイギリスで使用されていた中等教育修了資格試験のことです。 中等教育となっていますが、日本では高校にあたる試験内容で、15歳から16歳の生徒が受験し、科目に合格することで資格が取得できました。 しかし、O-Level試験は1988年にイギリスで廃止され、それに代わってGCSE(General Certificate of Secondary Education)が導入されました。 このGCSEの世界版が

【IGCSE】イギリス系インターのセカンダリカリキュラムは3種類ある:CIE・Edexcel・AQAの違いを解説

イギリス系インターナショナルスクールでは、Year11から2年かけて実施される国際一般中等教育カリキュラムと試験(以下、国際中等教育)があります。 IGCSEなどが知られていますが、実はこの国際中等教育には種類があるのをご存知ですか? 提供元の違いで、3種類あります。 どれも目的は同じで内容も似通っていますが、科目数や世界で採用されている数には違いがあります。 この記事では、この種類とそれらの違いについて解説します。 国際一般中等教育の種類 世界で広く認知されている

【IGCSE】IGCSE主要22科目の過去問・回答・解説リンク集

ケンブリッジはサイト上で、全てのIGCSE科目についての ・過去問 ・回答 ・解説 を開示しています。 過去問は、基本的にIGCSEの学習に用いられますが、実はそれだけに使うのはもったいない! 難易度を推測したり、科目選択の参考にすることができるので、IGCSE該当学年でなくとも使わない手はないでしょう。 各サイトへ行くまえに、念のため単語の確認をしておきましょう。 過去問題:Past PaperーQuestion Paper 回答:Mark Scheme 解説:

【IGCSE】試験の舞台裏:ケンブリッジのちょっとクレージーな取り組み

少し視点を変えて、IGCSE試験を運営するケンブリッジの裏側を探ってみませんか? 学校のオフィススタッフや娘たちからのエピソードを元に、壮大でちょっと面白い舞台裏をシェアします。 別途費用がかかる これは、裏側の話でも何でもないんですが、ICGSEを受けるには学費とは別にお金がかかります。 当初私は、IGCSEを日本の高校で受けるテストと同じように考えていたので、試験は無料、てっきり学費に含まれていると思ってました。 しかし、IGCSEはケンブリッジが提供する資格試