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【卒制】顎関節症でも安心して食べたい【リレーインタビュー】

こんばんは〜🌝
東北芸術工科大学企画構想学科卒業制作展示 2023 広報部です✨

リレーインタビューは今回で33回目です!
今日はどのようなお話を聞けるのでしょうか?楽しみですね🍜

今回の学生はこちら✨

Q名前と出身校を教えてください
―渡邊零鷹(わたなべ れお)です。山形城北高等学校出身です。

Q今回の卒業制作のテーマを教えてください
―ラーメンの聖地山形で、顎関節症の人が抱える『普通の人が食べられるものを普通に食べたい憧れ』を手助けすることです。

Q課題と企画内容を教えてください?
―課題は『増加するアゴ難民』です。現在日本人の二人に一人が生涯に顎関節症を経験すると言われていて、厚労省のデータなどでは私たちと同じ年代の20〜24歳の女性の三人に二人が口を大きく開けるときに顎から音がしたり食べ物を噛む時とかに痛みがある悩みを抱えています。原因は確か、パソコンやスマホをいじったりする時の猫背の姿勢や、横になって肘をついている姿勢などらしくて、生活習慣を変えられたとしてもスマホやパソコンを使っているという現代社会からは逃れられないため、『増加するアゴ難民』を課題としました。
企画内容は、『顎関節症の当事者ならではの視点』と『山形のラーメンの食文化』を組み合わせて『顎関節症の人もそうでない人もみんなが一口で食べられるラーメン』というものを開発したいなと思い、高さ3cm以下のラーメンを作っています。歯科医の先生に相談したところ、理論上高さ3cm以下だと顎がガクって鳴らないらしく、そこで咀嚼ができれば顎に痛みがないし音もせず安全に負担なく食べられるので、3cm以下に指定して中華料理屋さんと製麺所さんと協力して企画しています。

実際の商品

Qこの企画をいつ頃思いつきましたか?
―夏休みに入りかけや終わりぐらいに「私は食べ物の企画がやりたい」と思い始めました。3年生の時に鯨ベーコンのプロデュースをしたのですが、かなりニッチなことをしていたと改めて思ったので、卒業制作では私は食べることが好きなので『食べること』に絡んだ企画をやりたく、中でも好きなラーメンで何かしたいと考えました。そこで最初、製麺所さんにアタックしましたが全滅で、心優しかった製麺所さんが自分の取引先ならいけるかもと紹介してくれて今の中華料理屋さんと一緒にやらせてもらうことになりました。

Qこの卒業制作をしている中で楽しかったこと、反対につらかったこと等印象に残っていることを教えてください
―企画を思いついたのは良いけれど、先ほども言ったようにアタックしたけど断られてを結構繰り返していて、最終的には一応まとまりましたが、そこまでの過程で「企画は面白いけど自分たちじゃできないよね」と実現生の無さについて言われ、自分の中ではつらかったかなと思います。
楽しかったことは、自分が好きなラーメンに対して自分でもアプローチができるチャンスがあると思いすごくワクワクしながらできたことです。味見のときに「あ!これ美味い!」と思いながら食べていたことは、企画をやっている感があって楽しかったです(笑)

試作段階のぷちラer

Qなぜ企画構想学科に入学しましたか?
―私は元々高校生のときに左沢線という山形のローカル線の高校生サポーターをずっと2年間していました。左沢線は雪を掻き分けて走る力強さがあるけれどもそれは地元の人以外にはあんまり知られておらず、みんなにアプローチできないかなともどかしさを感じていて(笑)そしたら丁度、放送部として番組制作をしていた時に現学科長の片岡さんが番組制作部門の審査員で来ていて、そこで片岡さんと出会い「あ、こんな学科があるんだ」と知りました。自分がもっと左沢線をPRしていきたいのであればこの学科で学べばできるんじゃないかと考え、それって楽しいし自分もこういうことを仕事にしたいと思ったので入学を決めました。

Q入学前に思い描いてたキャンパスライフは送れましたか?
―あっ、全くないですね。

Qえ〜なんでですか(笑)
―オープンキャンパスに来た時、2年次のカリキュラムであるオトナルヤマガタをすごくやりたいと思っていたのですが、結局1,2,3年生とコロナに翻弄される生活を送り、やりたかった音楽フェスもできず、3年生の最後の最後で「いける!」と思った企画も対面でできることになった企画も全て急にオンラインに変更してしまい、最後の最後で挫折しちゃう様なことが多かったです。なので、思い描いていたキラキラした理想感はあまりできなかったのですが、一応大学に入って友達ができてワイワイすることもでき、最終的に卒業制作は自分のやりたいこともでき、ぎゅっと凝縮された1年でしたがこの1年はすごく楽しかったです。心残りはあったけど...!

Q今回の卒業制作展、どんな人に来てほしいですか?
―企画構想学科に興味がある人も興味のない人も来てもらってその上で「企画構想学科ってこういうことができるんだ」「こういう魅力があるんだ」というところを知ってもらい期待を良い意味で裏切られて帰って欲しいなと思います。

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