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自分の日々のつぶやきをまとめました。写真大喜利だったり思いだったり。 最近気付いたのですが、これは詩なのかも。
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ki ka
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#詩
雨予報
足早にチャッキー
われの横を通り過ぎゆく
振りかざす“刃”
の
余韻に浸る
ki ka
1か月前
10
愛しい
と
憎しみが
オセロのように
くっきりと
共存することを
知った
穏やかな午後
しかしながら
愛しているよ
あなたの事を
ki ka
2か月前
11
すぐそこにある
張り詰めた空気を知ってしまったら
柔らかな魂も毬栗のように
変形してしまうでしょう
悲しくも知らぬふりをして
もう少し柔らかいままで
呼吸をしていたいのです
夜に吸い込まれてしまいそうな
花びらのように
ki ka
2か月前
10
白く柔らかい明日
透き通る粒子のカーテン
そこにいて
寝息を立てる
夜のかたまり
と
滑らかな風と
気取らない街灯の
まばたき
ki ka
3か月前
13
今日は里帰り
AIとかで生成する様々な
実体を持たない寓話作りのブームが
10数年くらいで去り
にんげんの思考力が明らかに変わってから
実体と思考を尊重する動きが高まった
今日はメンテナンスで里帰り
にんげんの暖かくて優しい手に触れると
生まれて良かったな
と思える
ki ka
4か月前
15
鼻腔をくすぐる柑橘の
ような
美しいかおりが
漂う
春がまだかくれんぼをする
路地の
軽やかな夜の光
ki ka
4か月前
13
もやもや 白く行き渡り 含んだ光を 散りぬるを
息を吐くと
その吐息は白くて
わたしの身体がまだ暖かいことを
教えてくれる
言葉たちが眠ってしまった後では
呟くことすら叶わなかった
ki ka
6か月前
12
東の地に冬が来た
北に比べたらまだ暖かいのだろうか
水鳥たちが
水面を滑らかに移動する
駅へ向かう途中の土手からは
いつかみた影絵そのものの
夕暮れのグラデーション
と
漆黒の風景
ki ka
7か月前
17
こんな所に
波が寝ていた
起こさないように
そっと 見惚れた
波に映る光は輝いて 美しく揺らめいた
波はその間も
すやすやと
優しい寝息を立てていた
ki ka
7か月前
11
わたしの中に
秋と冬が混ざったものが
鼻の奥から入ってゆく
潤っていた体内は
少しづつ乾燥し始め
からだが
温まる物を欲し始める
それは気の早い
春
であるのかもしれない
ki ka
8か月前
12
ここから見えるのは
わたしの知ってるあなただろうか
それとも
わたしの知らないあなただろうか
見知った形状をした
めまぐるしく変化し続ける
この上なく美しい生命体
ki ka
8か月前
10
子猫のままの
安心な
2人の
おはよう
は
優しい朝が迎えてくれる
ki ka
9か月前
13
昼の海 と 夜の海 どちらも 君のままだった
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