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僕たちの歩幅がずれていく夜の明かりの消えた観覧車が好き キャラメルのように歯につく淋しさを洗い流してくれる秋時雨 溜息の代わりに口をつくごめん、ガラスが鈍く割れて朝焼け
頂上で止まる観覧車のなかで胎児のように心を抱える ゴンドラの扉は開かない 絶望があったことさえ忘れて歌う 永遠にながれるエンディングロールには私一人の名前が残る