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連作 ろうそくの炎迷わずに赤を選んだゆびさきに散るのはもみじかりんごか夕日か 似合わないと言われた爪を見ておもう落ちるもみじはしずかな叫び ろうそくの炎のように揺らめいて夕日の方へ歩いて帰る 期限ギリギリになりましたが、よろしくお願いいたします。
鍵盤のあなたの軌跡をたどっては音楽室に夕陽の幻 聴く人のいない自室に降り積もる書きこみだらけの楽譜の匂い あなたとの間に見える旋律が鳴り止まなくて紅葉舞う道
産声のように名前を叫んでた駅のホームで踏まれる紅葉 心から触れたものから順番に褪せさせていく時間とは夜 褪せていく記憶を抱いた両腕を広げて空にかえってゆく鳥
#紅葉 はまだ見かけないヒートテックを着込んでもう秋 冷えた手と澄みきった月 性能が良くなるばかりのスマホのカメラ クーラーの設定温度をまちがえたみたいに冷える雨上がりの街