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365短歌(2022)

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2022年に投稿した三首の連作短歌をまとめたマガジンです。
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#つぶやき

連作 風だけが強い+

真夜中に明かりも見えないこの町でロケット花火ぶちあげたいね 絶対にやらないようなことだって想像はタダ 風だけが強い 夏に背を押されて帰路につくいつか祭りがあっただけの一日 この記事とは直接は関係ないですが、昨日投稿した連作『私道で花火を打ち上げたかった』が妙に私のなかにはまった気がしています。なので、『私道で花火を打ち上げたかった』というタイトルで、noteに投稿している連作を編集して載せる形で歌集を作ろうと思います。まだ何も決まっていませんが、一割はnoteに投稿して

連作 わらって、

言葉だけきれいに失くして笑うなよ、演出みたいな桜が降って 笑ってよ きみのためなら枝だって折ってみせるよ そして嫌って あと残り一枚だって笑いたい ソメイヨシノは同じ日に咲く ネガティブとポジティブの間のこと。 最近スランプというか、季節の変わり目を満喫していました。 うたの日というサイトに毎日投稿しているんですが、最近は全く成績が振るわず……それに加えて、自分の詠んだ短歌が好きになれなくなってしまい、ネガティブなことをnoteの記事にしようと書いては消すを繰り返し

連作 めまぐるしく

めまぐるしく季節が変わる毎日で時々見失いそうになる帆 マジックで名前を書いても奪われてしまうアイスを何度でも買う チキンライスに立つ外国の旗を取る 誰かに奪われさせないわたしを 短歌は三十一文字という文字数なので、他の方の作品と似てしまうところがあると思います。一応noteやうたの日、NHK短歌などに投稿するときには””を付けて必ずグーグルで検索したり、特徴的な単語の場合(ひかりの方角など)はツイッターで調べたりしていたんですが、もう少し確認する作業を増やした方がいいの