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焼鮭の匂いが届くより先に弾む口笛の夢を見ていた 冷凍庫に買いだめしてる棒アイス揺れる風鈴を思い出す鼓膜 まだ夏に置いてけぼりのスマホには通知が止まったままの友人
ごめんねが風鈴みたいに揺れている帰路の雨つぶは夏の調べだ 『どうせ』とか口ぐせにしたくないなまたすり抜けている五十連ガチャ 見下ろした背がなで肩になっていくテレビのコードのように複雑