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忘れられない風景

企業戦士である夫は、朝早く夜遅い。
それこそがむしゃらに働いている。

ファイヤ、副業、ライフワークバランス、という言葉を耳にするようになってから、社畜という言葉も同時に流行りだした。

自身や夫の働きっぷりを、社畜とみるのか。
それとも使命を背負った戦士とみるのか。

それは自身の心次第。

私の夫は、がむしゃらに働いて、ほとんど家にいない。
やりがいを感じているとか、仕事が好きだとか、
そういう言葉を発することもない。

でも、仕事に向かう姿はまさに戦士。
使命を背負って働く戦士。

娘が小学校へあがる以前は、平日よく実家へ泊りにいった。
娘も喜ぶし、両親も喜ぶし、何より私が行きたかった。

冷凍のおかずを準備したり、お味噌汁やカレーを多めに作ったり、
実家へ帰る前は、企業戦士のためにそれなりの準備をしてよく帰ったものだ。

LINEで準備したものを伝えると、企業戦士は大喜び。
「俺のためにありがとう!」
素直に喜んでくれるところも、言葉で表現してくれるところも
戦士の素敵なところ。

実家から帰宅。

1mmも変わっていない我が家の風景

冷凍したおかずはそのまま、お味噌汁もカレーもそのまま。
ダイニングに座った形跡はなく、テレビをみてソファでくつろいだ雰囲気もない。

唖然

あの景色は忘れられない

洗濯物が増えていることで、生存確認。
昨夜のすさまじい働きっぷりが垣間見れた。

現在は、どこへ何泊しようとも

1mmも変わらない我が家の風景。

今日もがんばれ企業戦士。

嫁は昨日から娘と友人の家にお泊り

お味噌汁は、一昨日の残りです。
日中寒くなってきたので、多分食べることができるはず。




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