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会社員の管理職離れのニュースをみて思うこと

はじめに

TwitterのTLに定期的に流れてくる、管理職になりたくない会社員が増えているといったニュース。
自分自身も会社員歴20年弱になってきて、部署内では経験年数・年齢・等級ともに上の方。
上長との面談で「管理職に興味ある?」「全く無いです。」といったやりとりもしたこともあります。

ニュースを見たり、自分の経験から思うことがあるので書いてみます。

筆者は、無線通信に関連するコンサルティング、受託解析業務、ソフトウェア開発業務、研究などをやっている、やや珍しいエンジニアです。
わりと自由度の高い特殊な会社に勤めているので、一般論とはかなりズレると思います。ポエムくらいの感覚で読んで下さい。

管理職離れでググった結果(2023年11月)

参考:
20~30代が出世を望まなくなってきた本質 「わたし、管理職になりたくありません」 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

「管理職になりたくない」77% 負担をどう減らす?改革の現場に密着 | NHK



何故管理職になりたくないか?個人的な話から

いきなり本題ですが、個人的に管理職になりたくない理由は、業務内容が変わるからで、正確に書くと業務内容の割合が変わります。

個人的な環境では、ざっと分類すると

・社外向けの業務
 -訪問交流、プロジェクト受託、管理、遂行
 -自社製ソフトウェア、他社製ソフトウェアの販売、管理、サポート
 -学会発表、展示会、イベント参加

・社内向けの業務
 - 部署内向けの業務
  -運営、人的リソース管理、教育、セキュリティ、品質管理etc…
 - 経営層向けの業務
  -計画作成、管理、報告

といった感じの仕事があります。

所属している組織の場合、
非管理職:社外向けの業務の割合が多い。中堅以上は社内向け部署の運営も一部担当。
管理職:社内向けの業務の割合が多く、経営層向けの業務が特に多い。
といった特徴があり、管理職になることで『知的好奇心が満たせる技術的な仕事が減り』ます。
個人的に最も重要なので強調しました。

何故管理職になりたくないか?一般的な話から

管理職になると、責任が大きい?

読んだ記事でよく出てきました。
所属している組織の場合も、管理職の方が責任は大きいです。
特に管理職の上の方になると
・部署のメンバーの多くの人の給与が、大きく業績に連動される
・業績を定期的に経営層に報告する義務がある
・経営層に決められた目標を毎年達成する必要がある
といったあたりが要求され、プレッシャーはとても大きいと思います。

責任の大きさには、基礎給与の高さと、給与内の業績連動分の割合が大きいという形で報酬が用意されているので、それを割に合うと思うかは、必要とする給与と価値観次第だと思います。
(個人的には非管理職でも、生活に必要とする給与を越えてしまっているので、メリットがあまり無いです。)

読んだ記事にも書かれてましたが、責任の大きさに対して報酬を用意してないような組織もあると思いますが、報酬の用意は大事だと思います。

管理職になると、忙しい?

読んだ記事でよく出てきました。
個人的に見てきた範囲だと
・個別のプロジェクトにどれだけ入らないようにするか
・部署の運営業務を分担出来る体制を作るか
・社外の団体での役職をスルーするか
が重要そうです。
プレイングマネージャーはほぼ激務になって、管理職に徹することが出来ている人ほどなんとかなってそうに思えます。
それでも、経営層のスケジュールに合わせて動く必要があり、忙しさの調整が難しそうです。

個人的には知的好奇心を満たしたい派なので、管理職になったとしても、プレイングマネージャーになりたがる傾向がありそうで、その場合は激務となることでしょう。

まとめ

長々書いてきましたが、内容は薄くて

・非管理職と管理職で仕事の内容は違う。
・責任と給与も違う。
・忙しさは非管理職とは要因とコントロール出来る範囲が違う。

といった感じで、個人的には向いてないと思った次第でした。
皆様、良い会社員ライフを!

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