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やめることは「失敗」ではない。

こんちは「きじむな」です。

正月から数えて、すでに14本の映画を観た今日この頃。サブスクはいいっすね^_^

さて、

◆やめることは失敗ではない

やめることは「失敗」だろうか?私はそうは思いません。やめたからって、全てが無駄になるのでしょうか?それも違います。
何かをやめれば、そのぶん何かを始めることができます。コストもリソースも浮くわけですから。


人も組織もリソースは限られています。無尽蔵にあるわけではありません。最適配分は短期的にも長期的にも効果に現れますが、この最適配分がなかなか難しいものです。

◆難しいからこそ「ちゃんと考える」

難しいことに「悩む」のではなく、難しいことはシンプルに「考える」というマインドが大切です。


シン・ニホンの著者「安宅和人さん」は「悩むとは答えが出ない前提のもとに"考えるフリ"をすること」であり、「考えるとは答えが出るという前提のもとに"建設的に考えを組み立てる"こと」と違いを解いています。

◆これ全部「変化」

事業を再構築する。
事業の構造を変える。
これまでのやり方をやめて、新しいやり方に挑戦する。
これらは全て「変化」という言葉でまとめることができます。


ソニーの純利益が初めて1兆円を超える見通しとなったというニュースを思い出して欲しいのです。ゲームや音楽など6事業全てで上方修正となり、全体的な稼ぐ力が高まっているとのこと。1999年のソニーの主要事業と見比べれば、いかに変化してきたかよく解ります。


家電売上は50%→23%
金融は5.7%→15%
ゲームは9.4%→32%

(1999年のソニー報告書と日経新聞記事より新垣分析)
まさにダーウィンの進化論です。
変化するものだけが生き残れるのです。

◆生き残ることだけが唯一の答えなのか?

とはいえ、全ての企業にとって生き残ることが唯一の答えなのでしょうか?私はそうは思いません。


確かに、大規模企業で雇用やインフラに強い存在感と意義がある企業にとっては、ゴーイングコンサーン(生き残ること)必要であります。
しかし、小規模事業者にとって、必ずしも事業としてずっと生き残ることが答えではないのです。

◆心身ともに健康な身の丈経営

何も、やめることを推奨しているのではなく「生き残ることを前提に考えるのではなく、心身ともに健康で身の丈経営(自分の目標にそった経営)をすることがもっと大事なことだと思うのです。

小規模事業者にとって、事業として生き残ることより、心身ともに健康な身の丈経営(生活)を送ることが最も大事なのではないでしょうか。
しかし、
「心身ともに健康な身の丈経営」もなかなか難しい。だからシンプルに考えることから始めると良いと思うのです。(悩むのではなく考える)
(シンプルに考える一つの方法として、社長とその家族、そして従業員が生活していけるだけのコストを固定費として考え、それをもとに損益分岐点売上高を出してみるのです。)

◆事業再構築補助金

色々書き殴りましたが...
第3次補正予算で決まった #事業再構築補助金 は3月公募予定のようです。
成長や生き残りを目指す企業も、心身ともに健康な身の丈経営を目指す事業者も「変化しながら」前に進む(または、その場に持続する)アクセルの助けになると思います。


なる早で計画を。


経産省のリンクを載せておきます。


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