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気分屋の僕との付き合い方

僕は気分屋である。

イライラとハッピーの時の差が大きいのだ。妻にはいつも悪いことをしていると思う。ただ、僕自身も、気分屋の僕を扱いきれてはいない。アンガーマネジメントの本を買ってみたこともあったけれど、どうにも上手に行かないままもうすぐ三十路を迎えてしまう。

そんな僕でも、最近ちょっとだけ、気分屋の僕との付き合い方が上手になってきた。コツは、できるだけマイルールを守ること(できるだけ、というのが重要)と、不機嫌になったときは徹底的に自分のご機嫌を取ることである。

「北欧、暮らしの道具店」の「チャポいこ」の第59夜を覚えているだろうか。毎日ごきげんでいたいから。暮らしで生まれたマイルールを佐藤店長とよしべさんが話していた回である。僕のマイルールがあるとすれば「夕飯の後、シンクを空っぽにすること」だ。同居のありがたいところで、夕飯は義母が作ってくれるので、せめてもと、夕飯の洗い物は僕の担当になっている(なぜか、義母は料理が上手なのに洗い物が下手だ。放っておくと、シンクがいっぱいになっている…)。食器の大半は食洗機くんに頑張ってもらうとして、入りきらないもろもろを洗う。そしてそのまま、排水溝やシンクをごしごし。拭き上げもするといいらしいと、最近Instagramで学んだけれどもそこまではご勘弁。すっきり何もなくなったシンクを見てから、お風呂に入るというのが僕のルーティーンだ。このマイルールのいいところは、小さい達成感を感じられるところだ。また、朝ごはんの当番も僕なので、すっきりしたキッチンにしておくことで翌朝の僕のご機嫌も取れて一石二鳥である。

また、自分のご機嫌を取ることも忘れない。結婚して、子供ができて、家族のために何かしなくてはと思う瞬間が増えた。その分、気が付くと自分を犠牲にしていることがある。その小さな我慢が積み重なって、気が付くと不機嫌な僕の出来上がりだ。そんな僕に僕ができることといえば、僕を甘やかしてあげることくらい。例えばおいしいお菓子を食べたり、好きな漫画を読んだり、こっそりネットショッピングしてみたり。そんな些細な(?)甘やかしをすることで、不機嫌な僕をご機嫌な僕へと変身させることができる。大人だって、甘えたいのだ。

さて、甘やかしの手段の1つ、おいしいお菓子といえばオモムロニさんのコラム、「ときめく手みやげ」をぜひ読んでいただきたい。今回は栗のおやつ3選だ。特に2つ目の「掬いモンブラン」にガツンとやられた。お値段も5000円とケーキにしてはそこそこするので、買うには勇気がいりそうだが、木べらで掬って食べるというなんともわがままな食べ方にくらっとする。次回はサツマイモという話。夜に読むと、飯テロになりそうな彼女のコラム、また次回も楽しみである。

2日連続で書くことができてほっとしている。またどうぞ、お付き合いください。

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