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幸せな寝言/最近の睡眠事情

次男が産まれて、早5ヶ月が経った。

赤ちゃん返りした長男と、通院の多い次男で、出産後しばらくは夫婦ともども、疲労困憊だった。最近はありがたいことに、次男がよく寝てくれて、長男もおしゃべりで意思を伝えてくれるので、なんとか生活が回るようになった。

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僕は、里帰り出産をしなかった。僕の両親はまだ現役で働いていて、それから弟も実家に戻っていたので、ちょっと気を遣ってしまいそうな実家よりも、夫がいて生活基盤が整ってきていた今の家の方が落ち着いて育児でわかるかなと思ったからだった。

2回目ともなると、多少は慣れているもので、1人目よりは適度に手抜きできるようになった気もする。早々にミルクに移行したことも大きい。産まれてすぐ入院していたこともあって、体重の伸びがあまりよくなかったので、しっかり飲んでもらえるように、ミルクも加えるようにした。お陰であっという間に体重が成長曲線の上限すれすれになるくらいに、すくすく大きくなった。夜間の授乳を、一人切なく起きないでいいのが、僕のメンタルにはちょうどよかった。夫のフィジカルには響いていそうだけれど、大変さを共有できること、それから感謝の気持ちを持てることというのは、お互いに良かったように思う。

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次男がぐっすり寝るようになって、僕らもたっぷり寝られるようになったものの、次男はときどき思いついたように夜中に起きることがある。うーうーと、遠くで呼ぶような声に目を覚まし、重たい身体を起こしながら、まずは次男の手をしっかり握る。そうすると、落ち着くようでうまくいかばこれで寝てくれる。それでもだめなら、ミルクの出番だ。うかうかしていると、長男も起きてしまってカオスになるので、スピーディに、でもできるだけ静かに。

半分夢の中でミルクをあげていると、隣で長男ももぞもぞ。布団を蹴っ飛ばしたので、布団をかけ直すと、なにかをむにゃむにゃ。
「ちかてつ、のりたいなぁ」
明日は一緒に乗ろうか。心の中で呟いて、また夢半ばでミルクをあげ、またみんなで眠りにつく。そんな大変で幸せな夜もある。

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