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人生初のサイン会に行ってきた

2024年6月16日(日)、

晴れ女の私はまたしても快晴を呼んだ模様。
暑い、暑すぎる。鎮まれ、紫外線!

ここは渋谷。地下から這い上がるように地上へ出た。タクシーのりばを探して少し歩く。

陽射しが...熱い!暑いのではなく熱い。
すぐに日陰に逃げ込む。
タクシーのりばも日陰だ!やったー!
人は並んでるけど日陰ならなんでもいい。

...よくなかった。

風が強い。ビュンッビュンッ吹いてる。
ビル風ってやつ...!?
ワンピースを着ていた私は、舞い荒れる前髪とワンピースを抑えるのに必死だ。
知り合いに見られたくない無様な格好ナンバーワン。見たなら声かけてくれってなるやつね。
後日「渋谷で見たよ」とか言われたら死ぬやつ。その場で言ってくれ、恥ずかしさを後日に持ち越すな。

タクシーが数台続いてきたものの、その後がなかなか来なかった。前には2組。
大丈夫、まだ時間はある。
とっくに始まってるけど、14時が最終受付らしいから、余裕だ。たぶん。

そして数分後、ようやく私の番が来た。

タクシーに乗り込み、運転手さんに伝えた。

「青山ブックセンターまでお願いしたいんですけど...場所わかります?」

「青山ってぇと〜...港区ですねぇ!?」
車が動き出す。

待て待て待て待て。
適当なノリで出発するな。

「あ、あの!私も場所わからないんで!!住所!!住所調べます!!」

...渋谷区神宮前ですね。

「渋谷区ですかぁ!!」
と住所を入力する運転手さん。
あぶなかった。2人で迷子ドライブするとこだった。

無事に住所入力を終え、再度出発!
歩いて8分の案内だったから(暑さに負けてタクシーにした人)、車ならすぐそこな場所。

あっという間に目的地に到着!
最初こそどうなることかと思ったけど、
優しい運転手さんで最後まで親切だった!

そして私は気づいた。

あ、ここ来たことあったわ。

気を取り直して、エスカレーターを降り...

じゃっじゃーーーーーーん!!

サイン会の会場に到着ーっ!!


そう!!!

あの!!!!!

岸田奈美大先生のサイン会〜!!

わ〜!!パチパチパチパチ!!

5/29に発売された新刊

『国道沿いで、だいじょうぶ100回』

発売記念イベントが
青山ブックセンター本店で開催されたのだー!!
わーっ!!ドンドンぱふぱふーっ!!


私が岸田奈美さんに出会ったのは、
北海道にあるいわた書店さんの
「一万円選書」の中の1冊に

『傘のさし方がわからない』

が入っていたことがきっかけだった。


奈美さんの紡ぐ文章の、言葉選びやテンポはもちろん、何より物事の捉え方や、そこから自分の人生にどう馴染ませていくかっていう生き様に

一目惚れならぬ、一読惚れしたのだった。

そこから2年、
彼女が出した本は全部買って全部読んだ。(たぶん)

特に『もうあかんわ日記』は、
私が本当に「もうあかんわ...」って
弱気になっていた時期に読んで、

あかんくてもいいのか。


って元気をもらったから
1番心に沁み渡った作品として印象深い。

そんな岸田奈美大先生が
東京は表参道でサイン会をやると。

これは行くべきでは!!!!

と思って、申し込みページまで進んだのに
決済目前で突如発動した、どチキン根性。

待って、サイン会ってなに...!?
行ったことないじゃん。
ルールとかあんの??
何すればいいの!?何もしちゃダメ系?
え、わからん、どうしよう。
しかもご本人目の前にしたら絶対緊張してド変人だと思われて終わる、色んな意味で終わる。

そっと申し込みページを離れた。

うん、また次の機会にしよう...そうしよう。
新刊、もう買ってあるし...ね!!

が、しかし!!!!

やっぱり行かないと後悔する気がする。
どうしよう、どうしよう。
でも怖い、サイン会こわい。

「大丈夫!行かなかったら後悔するから、行ったらいいよ!」
という優しいお友達のひと言で

そうだよな、行かなきゃ絶対後悔する!

推しは推せるときに推せ!

まさにそれだー!!
そう思って、“のこり僅か”のアナウンスにせっつかれるように申し込みが完了した。

そうしてたどり着いたのが、
この青山ブックセンターなのだ。

うむ、感慨深い。(どこが)

会場に入ると、すでに長蛇の列!!

会場の片隅にはテーブルが用意され、奈美さんがひとりひとりと笑顔で楽しそうにお喋りしている!!!

わぁ、スペースで聞いてる奈美さんの声だぁ!
あれちゃんと本物がしゃべってたんだぁ!!!(当たり前)

そんなアホなことに感動しながらワクワクして列に並ぶ。

ついつい、奈美さんに会って嬉しそうで楽しそうな皆さんのやや緊張も伝わる空気感に、感動とほっこりでニヤついてしまう。
ポーカーフェイスはこの世で1番向いてないので、全ての感情が顔に出る。

サイン会ってこんななんだぁ、すごい、みんなちゃんとお喋りしてる!!わたし、何話せばいいんだ!?

何も定まらないまま、私の番が来た。

「こんにちはぁ〜!...かわいいっ!!!」

な、奈美さん!!!第一声でかわいいって言ってくれた!!やさしい!!!好き!!(単純)

一瞬で、私の緊張を解きほぐしてくれた。
なんだこの人、私の想像を超えていい人すぎる!!

サササ〜っとサインとイラストを書いてくれる間も、
「どこから来たの!?横浜!神戸のライバルや!!」
とか、私が人生初のサイン会だって言ったら
「お!すごい!じゃあ練習や!」
とか(これが本番なんですけども笑)、

口の中にアレクサ入れてないよね?って思うくらい、ポンポン気さくに会話を弾ませてくれて、私は相変わらず明後日の方向にパスを出すのだけど、奈美さんは動じない。

私のチキン発動もガン無視で、気持ちよく会話をしてくれた奈美さんに大感謝!!!ありがとう!!大好きが増した!!

そしてチキン発動してた割に図々しい私は

「あの...1個お願いがあるんですけど...」

と切り出した。その勇気はどっから出てきた!?
それでもイヤな顔ひとつしない、笑顔の奈美さん。

「来週お誕生日なのでハッピーバースデーって書いて欲しいんですっ!!!」

わぁーーーーー今更ながらスーパー図々しい!!

なのに目の前の聖人、岸田奈美大先生は、私が言い終わるか終わらないかのところでもう既に書き始めていた。早い。さすが。天才は違う。

やったーやったー!!!
うれしい!!!

そして写真撮影までっ!!
もう距離感すらもチキン発動しまくっていて笑う。

危うくサイン本を受け取らずに帰りそうになるも、スタッフさん達もみんな笑顔で優しくて、ありがとうを連呼しながら会場をあとにしました。

かわいい♡(奈美さんが)
モリモリ書いてもらったサイン本、贅沢すぎる😭家宝✨

はあ、なんて尊い時間だったんだ。
サイン会ってすごすぎる。
というか直接会えるってやっぱりすごい。
もらえるパワーの出力が違う。

こんなの次回もまた絶対行きたいに決まってる!!

何より生の奈美さんの人柄の魅力がすごすぎて、また会いたい!ってなった。

大大大満足な初サイン会。

奈美さん本当に本当にありがとう♡

サイン会行けなかったよ〜って人は、
奈美さんのXやnoteをチェックしてたらチャンスがあるかも!!


奈美さんの既刊本は
どれも笑えて泣けて、元気がもらえるよ!!
本文内で紹介しなかった作品を羅列するからぜひぜひ皆さんもチェックしてね!

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(文庫版)(単行本・Kindle版もあるよ!)


『飽きっぽいから、愛っぽい』(単行本/Kindle版)


表参道はオシャレすぎて、どこを歩いていいのかも分からないので逃げるようにさっさと帰還した。

横浜に戻り、出迎えてくれた見慣れた景色にホッとする。

我が街、よこはま。

(完)

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