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編入はTOEIC900必須なの?【勉強法/大学毎の目標点数,評価方法等】

皆さんいかがお過ごしでしょうか〜!
私は神戸大学経済学部と大阪大学経済学部(筆記のみ)の3年次編入試験に合格しましたkiraと申します(^^)
ここ最近質問箱やDMでTOEICに関する質問を数多く頂いています。これは早くnoteにまとめなければ!!ということで、経済編入を志望される皆さんに向けて、TOEICのいろはをお伝えします。

※経済編入関係なくTOEICの勉強法だけ知りたいよ〜って方は目次の1番と4番から読んでみてください(_ _)

1.簡単な自己紹介

◯kiraのスコアの推移

まず私が取得したTOEICのスコアは上の画像のとおりです!
スコアの取得歴は、
大学1年
11/28: 700(L360,R340)
→12/19: 755(L420,R335)
→2/15: 870(L440,R430)
→3/20: 860(L455,R405)
大学2年
→4/24: 925(L460,R465)
といった感じです。大学1年生の10月からちょこちょこ対策して、5回の受験を経て大学2年生の4月に900点超えを達成できました。

編入界隈は正直バケモンだらけで、満点とか、900後半とかもいる訳ですが、まあある程度受験生の中で上位に入るスコアではあると思います( ᐛ )

◯元々の英語力は?

前の自己紹介のnoteでも少しお話しましたが、
・バキバキ純ジャパ
・留学経験無し
・共通テストではリーディング9割,リスニング7割
・国立2次の長文と和文英訳対策もしていた
・スピーキング?ライティング?無理(^_-)-☆
って感じです。受験生のころに英語はそこそこ頑張っていたので、基礎的な部分に関しては一度身につけていると思います。

2.編入試験におけるTOEICの重要性

◯TOEIC900は必須なの?(旧帝+神戸)

A.必須ではありませんが、必ず取るべきです。
矛盾しとるやないか〜と思いますよね笑
これは「TOEIC900点ないと落ちる!なんてことはない(事実)が、何としてでも受かりたいなら900点取れ(私の見解)」という意味です。


経済学部編入において、TOEICは合格の鍵を握る非常に重要なファクターと言えるでしょう。なぜなら、時間とお金をかけさえすれば確実に高得点を確保できる科目だからです。編入試験の本番は一発勝負ですし、その特性的にも不確定要素がかなり強い試験です。が、TOEICは、何回でも受験可能、努力が反映されやすい、配点割合が大きい科目という三拍子が揃った夢みたいな試験です。ガチらない選択肢なんてありません。年々経済編入のTOEICインフレが加速していると言えど、未だに900overはアドバンテージになり得ます。もし達成できれば、受験科目の1つは既に9割取れた状態で本番に望めるので、当日の安心感が全然違います。


また、横国や名大が最たる例ですが、専門科目で高得点を安定して取るには、膨大かつ密度の濃い対策を行わなければなりません。それに比べればTOEICで高得点を獲得することは容易だと思います。
ということで、皆さん900点超え目指してTOEIC頑張りましょう!!特に、大阪大学、名古屋大学、神戸大学(経済&経営)を受験する方はぜひ貪欲に狙ってみてください。(就活でも895と900では印象が全く違うとか何とか…)

◯各大学の評価方法

先程あげた3つの大学は、TOEICの点数がそのまま点数化されます。参考までに難関人気校の評価方法を下にまとめておきますね!

◯京都大学→×(TOEFLのみ)
◯大阪大学→点数化(配点不明だが恐らく20%)
◯東北大学→一次試験で点数化
◯神戸大学(経済)→※点数化(配点33%)
◯神戸大学(経営)→点数化(配点33%)
◯名古屋大学→点数化(配点不明)
◯横浜国立大→620点で足切りのみ
◯筑波大学→×(独自試験)

※点数は100点換算。実際のスコアからの換算方法は、
実際のスコア÷990×100

3.TOEICはいつまで?

A.理想は1年3月まで。遅くとも5〜6月まで。
やはり英語を早めに完成させるに越したことはないです。1年のうちに目標点数を取れたら最高ですね。ただ、それができずとも、専門科目と並行しつつ2年生以降もTOEICを受け続けて構わないと思います。私もTOEICを受け終わったのは4月末のほぼ5月ですし、周りの合格者も遅くとも6月には高得点を取り終えている印象でした。

標準的なスケジュールとしては、
1年生:英語に専念。目標点数達成をひたすら目指す。
2年生:専門科目に移行or英語と専門科目同時並行(6月までOK)
といった感じではないでしょうか。


一応、その人自身のスペックや併願校、専門の科目数などでまたそれぞれ少し違うスケジュールになると思いますが、それについてはぜひDMにてご相談ください。
個人的には、阪大受ける方は1年の内にスコアを取り終えるべきだと思います。笑

特に科目数は一番考慮するべき部分だと思いますね。対策しなければならない科目の数が多ければ多いほど、上のスケジュールを前倒ししていくべきです。科目が一つ増えるだけでも、負担がまるで違います本当に^^;

4.勉強法

ごくごくシンプルです。
単語!演習!シャドーイング!
これに尽きますね。笑
AtueigoさんやHaruさんなど、YouTube等でTOEICの対策法を発信されている方が他にたくさんいらっしゃるので、私は自分の使用した参考書をベースに、スコアアップのためにやって良かったことや、意識していたポイントなどをお伝えしていきます。

◯参考書ルート

まず私が取り組んだのは、皆さんお馴染み金のフレーズ。8月頃にTOEICの対策(笑)を始めてから、最後までお世話になりました。ちゃんと対策し始めたのは10月頃からでしょうか…笑

800個目くらいまでは知ってる単語もそこそこ合ったので、「この単語こんな意味もあったん!?」みたいな感じで、単語の意味に軽く目を通す作業を1,2周→単語を覚えてるかのテストを1周して、OKなら正の字を1画ずつ書いていくというスタイルで覚えていきました。正の字が5個つく頃には大体すべての単語を覚えたと思います。しかし、それ以降は訳のわからん単語が大分増えてきて、1周おわったところで読むのが苦痛になったので、abceed上で単語帳を買い、4択問題形式で無理やり頭に叩き込む作業を開始しました。自分としてはこのやり方が随分とハマったみたいで、朝晩の20分くらいでぱぱっと300語くらい確認していたら、割とストレスなく覚えられました。(ただ、ちゃんと覚えきったのは2月とかなので、大分ゆっくりやっちゃいましたね。笑)

次に、単語帳と並行としてやったのがこの本です。各練習問題と模試のシャドーイング&音読を3周しました。TOEICの具体的な試験内容や、各パート毎の解き方を教えてくれます。使用期間は9月~翌年1月です。大分長いことやってましたが、途中に大学の期末試験があったことや、シンプルに危機感が持てていなかったせいで間延びしただけです笑 毎日集中してやれば1ヶ月で3周できます!この段階で755点を取りました。この本の問題は割と簡単なのですが、Lも全く聞こえずほぼほぼ勘とテクニックで解いてたし、Rは30問近く塗り絵する等、「え、俺これから大丈夫?」状態でした。でもこの本をやり込んだおかげで、このあとの演習で伸びる下地がついたと思います。『TOEIC L&Rテスト 直前の技術』という本も代用可です( ´∀`)bグッ!

続いて、でる1000と公式問題集をそれぞれ1月、2月に取り組みました。でる1000に関しては、abceed上のみでの学習です。1日に50問解こうっかな〜と決めて、1,2月の短期集中で2周程取り組みました(2周目は間違えた問題と、正解したけどよく分からなかった問題のみ)。やはりスマホアプリでの学習は移動時間などのスキマ時間に出来るので良いですね!!よく間違える問題はかなり復習したので10回以上解いたものもあると思います(この復習のしやすさもアプリはピカイチですね)。これにより文法の正答率と処理速度が上がったおかげで、Rの時間も段々と間に合うようになってきました。

Rでスコアを上げる一番のコツは、Part5の文法を極めることだと考えています。私は10分以内に解き終わること目標にしていました。なんせ文法に時間をかけすぎると、後ろの長文を焦って読まなきゃいけない分精度も落ちます。加えて、残り70問のPart6,7のために与えられる時間は、1問1分未満です。なるべく長文に時間を回しつつ、確実に30問分の正答率を稼ぐことを目指して頑張りましょう。コツは、こいつ知らない問題だ!とわかったらすぐ見切りをつけて飛ばすことです!つまづいて5秒考えて分からなかったら諦めましょう!

また、公式問題集は上の2冊に取り組みました!5はTEST1だけしか解いてません。8と格闘している途中に受けたTOEICで870点を達成することができたので、やり込めばここで900超えも出来るのかなと思います。

問題集の取り組み方は、
1. まず時間を測って解く
2. 間違った問題を復習する
3. Part3,4のスクリプトを最低10回シャドーイング(1.1~1.5倍速)
4. Part7で特に難しかった英文を5回音読

です。やはり一番スコアアップに役立ったのはシャドーイングですね。とにかくシャドーイングです。初見で解いてるときはマジで何言ってるかわかりませんが、復習していく中で体に音を染み込ませていくと、めちゃめちゃ聞こえるようになっていきます。このときは、音源を自分で完全再現できるように頑張っていました。

シャドーイングの具体的なやり方は、
1. 聞き取れなかった理由が、「単語/フレーズを知らなかったから」なのか、「シンプルに音を認識できなかったから」なのかを区別する。(※下に画像載せてます)
2. スクリプトを見ながら音声のあとに続けて3回音読する。
3. スクリプトを見ずに音声だけを追ってガチシャドーイングする。
〜以降3の繰り返し〜
緑が知らん、青が聞けんやつです
こんな感じです。バンバンに書き込んでました。


大体こんな感じです。最初慣れるまでは、1スクリプトに対して20~30分は復習の時間をかけていました。やってて凄く根気のいる作業ですが、ここが一番成長できるフェーズなので、食いしばって頑張りましょう。おすすめは、「役に入りきって、ネイティブかのように話す」ことです。カメラの目の前にいる俳優のようにやってみましょう。笑
楽しめないと、勉強って続かないですからね…笑


そして最後に、高地トレーニングの演習を積むために3~4月に取り組んだのが、上の精選模試3冊です。正直、R2とL3を完璧にしたら速攻900超えます。てか完璧じゃなくても900は超えます。総合の方は要りませんでした。

自分は時間がなかったので、R3のTEST1,4まで、R2のTEST1&TEST2〜4のPart5だけしかできませんでしたが、これのおかげで900の壁を突き抜けることができたと確信しています。全ての問題を完璧にできたら、900後半は堅いでしょう。それぐらい良質で難易度の高い問題集でした。もし800点に達した/そこから伸び悩んでいるという方がいたら、この本に取り組むことを強く勧めたいです!

これは私が受験生の頃感じたのですが、本番の問題って公式問題集と比べてめっちゃむずかしいですよね。しかも、緊張やオーディオガチャもあるのでなおさら実力を出すことが難しい。なので、結果を出す為には、本番より厳しい環境に慣れておくことがとても重要になります。その役割を果たしてくれる上の2冊は本当に心強い味方になってくれるはずです!

参考までに、問題の難易度を主観的にランク付けすると、
公式問題集が8、本番試験が10、精選模試【総合】が9~10、精選模試R2,L3が12ぐらいかなと思います。

以上が私の取り組んだ参考書と、簡単な書評でした!

◯高得点獲得のために工夫したこと

◯オリジナル単語帳の作成
試験本番や模試、出る1000をやっていて分からなかった単語やフレーズをiPadでまとめて、下の画像のようなオリジナル単語帳を作成していました!本番前には、リスニングの音源を聞くか、この単語帳を見返していた記憶があります。「一度見たものを、次見たときに100%わかるようにする」という姿勢は後に専門科目を勉強するときも重要になります。

オリジナル英単語帳



◯聞き取れない理由の解明
先程、シャドーイング解説のときに紹介しましたが、間違えた原因を突き止めることは、同じミスの再発を防ぐという観点でとても重要です。知らなかった単語はオリジナル単語帳で覚え、聞き取れなかった音は特に注意してシャドーイングすることで、リスニングの力を効率的に向上させることができました。シャドーイングは繰り返す内に、段々ちゃんと音を聞かず惰性でやってしまいがちなので、集中して聞かなければならない部分を明示しておくとメリハリが付きます。

◯高校単語の復習
3月から4月までの試験の間、システム英単語を引っ張ってきて、TOEICに出てきそうな単語だけピックアップして総復習しました。何故そんな奇行に走ったかと言うと、本番の試験を解いてて「単語知らないの多すぎやろ、900超えるためには金フレだけじゃ足りなくね?」と思ったからです。最初は黒のフレーズとか買ってみましたが、マニアックな単語が多すぎてむしろ効率が悪かったです。そこで、もう一度知らなかった単語を振り返ってみた所、「これそういえばシス単で一回見たことある気がするな」と気づき、確かめてみたところ案の定そのとおりでした。やはり高校レベルの知識に不安がある人はもう一度補ってみるのも良いかもしれません。


といった感じでしょうか!以上が925点を取るまでに行った勉強法でした!
去年の内に出すつもりでいたんですが、遅くなってしまいすみません(泣)
皆さんの参考になれば幸いです!ここもっと知りたいよって方は遠慮なく連絡してください(^^)
ここまで読んでくださってありがとうございました!!


◯追記

私は結構この動画を参考にして勉強してました。
よければ勉強の息抜きにでもぜひご覧ください。笑

あとおまけに、私が解いた模試の採点結果を時系列順に並べておきます。笑


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