見出し画像

40代まとめ

内田早苗
40代をまとめます。

私の40代を言葉にすると

「メディア」

になると思います。
芸能人でもないのにフルネーム検索したら写真も記事もあんなにあるのって異常かもしれない。

絵本なんちゃら
とついた資格や仕事をしてる人はたくさんいますが、私ほどメディアにちょこまか出演が多い人はいないでしょう。
契機になったのは
「マツコの知らない世界」に出演したことですが、最近では出版界唯一の専門誌「新文化」でも私の仕事について取り上げていただきました。
バラエティから専門誌まで、我ながらなかなかの振り幅です。

40代は
「メディアに出たい」と公言してきました。
目的はただ一つ
「待ちよみ」を広めたいから。

しかし、もういい。
メディアを使わなくても「待ちよみ」は広められる。

誰かがメディアに出たら、そのとき瞬間的に絵本が売れるじゃないですか。
その役目はもう私じゃなくていい。

取材を受けると、カメラマンさんが写真撮ってくれたり、テレビだったらメイクさんがメイクしてくれたりするんですよ。
綺麗な背景で写真に写り、新聞や雑誌に載る。
自分が話したことが記事になる。
そういう
ともするとキラキラした仕事は満喫させてもらいました。

テレビに出たあとくらいにブワーっと増えた
Instagramの向こうの若いママのフォロワーさんたち。
「さなえさん、さなえさん」って、そのフォロワーさんたちが講演会会場前列ではしゃぐようなこともありました。
だけど、後日
「あのとき声をかけられなかったのですが、あの日がなければ私は子どもを追い詰める母親になっていました」なんてメールや手紙が届くことがあり、私は何千フォロワーのアカウントを捨てました。

メディアに出るのは、絵本に興味がない人にも知ってもらうため。色々出るのはいいって思ってました。
だけど、ある程度出た私だからわかります。
そうじゃないんだわ。
それって模範回答なだけです。

とはいえ
40代、良い仕事をたくさんさせていただきました。同じような仕事は、絵本に関わる他の誰かがしたらいいんじゃないかな。
テレビもラジオも雑誌も、3.40代で頑張ってる絵本講師さんがもっと取り上げられるといいなぁ。

私の50代は

社会貢献

と決めています。
だから49歳の1年間に
社団法人とNPO法人を設立しました。

メンバーにも恵まれているし
しっかり貢献したいです。
暮らすのに困らない程度と息子の学費払える収入が私にあれば、あとは団体の発展に使いたい。

50代はメディアに出て広く目立つ仕事じゃなく
実際に言葉を交わせる距離感、を意識して仕事をしたいです。

絵本と自然力畑の学校に20組の親子さん。
赤ちゃん絵本教室に9組の親子さん。
不登校の居場所に来るあの子、あの人。
活動に賛同してくれる人。
名前がわかる関係を大事にしたい。

40代
メディアにたくさん出たからこそ
至った気持ちです。

スーパーあずさ車内にて
2024.6.8
待ちよみ絵本講師
内田早苗








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?