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始めは手書きのチラシのポスティングから

以前、東京新聞の取材を受けたときに
話したのがこちら

最近立て続けに
同様の問い合わせがありました。
問い合わせ内容は

「絵本講師になってからどのようにして今のような仕事をされているのか知りたい」
なのでcafeを予約したいというものでした。
絵本講師の資格を最近持たれた方と
現在、講師養成講座を受講中の方です。


仕事をどのように獲得(営業)したのか、
そのためにどのような準備をしたのか、対策を練ったのか。他いろんなこと。
そういった内容は、有料のコンサルがあるので、そちらを申込してもらいたい旨をお伝えしました。
同じような話を聞きたい有志を数名集めての講座も承ることができることもお伝え済みです。
※実際、この数年毎年、絵本講師になったばかりの方への講座をしています。

強調して伝えたいのが
私は現在NPO法人「絵本で子育て」センターには
所属しておりません。
私がする講座やコンサルは同法人と関係があるものではなく、
依頼主のご要望により、株式会社きいろいおうちがお引き受けしているものです。

私が絵本講師になったのは
2011年です。

私は学んだことを社会に還元したい気持ちが強かったです。
どうしたら、私の考えや思いをシェアできる場を持てるのか?
絵本講師の資格を得たら、すぐにそう考えました。

ですが、これがどうやら稀なようです。

私のところに相談に来る人の中には
「私なんか人前で講座するにはもっと勉強しないと無理」
と話す人がいます。
そして様々なことをお伝えしても
結局、何年間も「まだ無理です」
と言ってる人もいます。

自分のどういう姿をイメージして
「無理」と言っているのか?

それがもし
今の私のように人前で話したり
メディアに出たり、そういう姿をイメージしてのことなら、その考えは非常にもったいない考え方だと思います。

人に伝える手段は何も「話す」だけではありません。
文章を発信する媒体はいくらでもあります。
人が目の前にいると話せないなら、ラジオ番組を持ち配信することだってできます。
書いたものを印刷して配ったり販売したりもできます。

今、私が書いたことは、今現在の私も継続して行っているものです。

私は、絵本講師になってすぐ
手書きの通信を作りました。
自宅で絵本の会を開こうと決めて
その通信に連絡先を記入し、
それを150枚コピーしました。
そして、歩いてポスティングしました。
前述した東京新聞の記事にあるとおりです。

それから、何通も手書き通信を書いてはあちこちで配らせてもらいました。
息子が通っていた幼稚園にお願いしたり、
近所のモンテッソーリ教室の前に、通信をくるくるっと巻いてリボンで結び、お洒落な缶に入れて置かせてもらいました。

少し本格的なリーフレットを作成して
500枚、近所の公園で配ったり、美容院に置いてもらったりもしました。

「絵本をたのしむ会」のポスターも手書きで作成して貼り出していました。

どうしたら、絵本に興味のない人にも興味を持ってもらえるのか?
そこで考えたママが嬉しくなるようなお洒落なお茶スタイルや絵本の並べ方にこだわったcafeをイメージした自宅を使った活動は、私が始めた頃は他にあまり例もありませんでした。(今は、全国、あちこちで同じようなスタイルで活動されている方が増えてきました。)

そうです。
もし、どうしたら、さなえさんみたいに絵本のことを
伝えられる人になれるのか知りたいというなら
私が今書いたことを同じように真似してやってみてください。
真似でいいと思います。

※一度、通信のレイアウトそのまんまパクられたときはビビリましたけど。笑。

私も、まだまだ今の状態に満足していないので
これから様々な新たなことを始めます。
今まで誰もしたことがないことをしたい気持ちが強いです。
そしてまた、それを真似して同じようなことをする人がいてもいいと思います。
おそらく、あと少しすれば、農園で本屋(絵本cafe)などの業態も真似するところがあるでしょう。
赤ちゃん絵本専門店という業態もできるかもしれませんね。

まずは真似でも、そこに自分なりのセンスや工夫を加えていけばいい。

何が大事かって
とにかく何か始めてみることです。

「私なんて、まだまだ無理」
という人は、自分に自信がないのではなく
自信過剰なんだと思います。

これは、私が常に自分に課していることです。
「いつも驕らず昂らず自分の仕事に誇りを持とう」

10年前の私には
絵本講師養成講座を経て絵本講師になった
誇りはありました。
この資格が社会に貢献できることがある。という誇りです。
ですが、自分に奢りはありませんでした。
だから歩いてポスティングしました。
できることをしたのです。

「さなえさんみたいになりたい」
そんな事を言ってくれる人が少しですがいます。
芸能人でも有名人でもない私に、こんな言葉を言ってくれる人がいるなんて。
それこそ、10年前の私には信じられないことです。

10年前の私も、今の私も
それから、私に、自分のこれからのことを
相談してくれる人も
することは同じです。
今、できることをする。
共に頑張りましょう。

2020.10.27
待ちよみ絵本講師 内田早苗












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