「抱っこして」と言ってもすぐ抱っこしないで自分で歩くのを待つのが待ちよみですよね、に物申す。

ちゃうわ。

ちゃうしな。

私、無駄に
「なんでも自分でさせる」にこだわってて、
それが子どもの自立につながると思ってる人って
間違えてると思ってます。

「させる」は「できる」
とは言わない

自分でさせる
のと
自分でする
には
大きな違いがある


抱っこして、と言われたときに
できる状況ならしてあげる。
できない状況なら断る。

ただそれだけ。
断ったら泣くか知らんけど
できない状況なら仕方ないやん。

でも
できるのに断って泣かすんとは
違うよね。
できるのに断って諦めさせるのは
違うよね。

もう年齢的に抱っこはおかしい。
自分で歩けないなんておかしい。
でかい子がいつまでも抱っこ抱っこやとおかしいな!
ちゃんちゃらおかしい!
見た目悪いわ!

だから?
だから、何??
だ、か、ら、な、に???
なんですよ。

おかしくても、
子どもが望んで、親もできる状況なら
したらいい。
できるなら何歳でも抱っこしてあげたらいい。
ごちゃごちゃ言わずに
はいはいよいしょ、と
すぐにしてあげたらいい。

しないのは
おかしいからしないんじゃなくて
できないからしない。

子どもが重くて、私、腰が悪くて
抱っこできないんですよ。
それでも子どもが望んだら抱っこしたほうが
いいですか?

とかいう質問。

大丈夫?読解力ある?

ちゃうやろ。
できないなら無理。

できないならできることを考えよう。

歩かないー
抱っこー
と泣かれて、でも腰が痛くて
抱っこできないなら
どうする?

歩いて!!と
ただ叱咤激励する?
ごめんね、ごめんね、こんなママでごめんね
って悲劇のママしながら泣いて謝る?

ちゃうよね?

常に常に
「子どもの望みを叶える」
「できることをする」
「できないことはしない」
その思考で考える癖をつけましょう。

子どもを泣かせたり不機嫌にさせたらダメなわけじゃないやん。
最終的に泣いてわめいてひきずるように連れ帰るなんてことは、子育て中あって当然。

だけど
「子どもの望みを叶える」
「できることをする」
「できないことはしない」

その3つのあとの結果なら
「しゃーないな」
(仕方ないな)
と自分を納得させることができる。

それが
「子どもの望みを叶える」
「できることをする」
「できないことはしない」

その3つをすっとばしての結果だと
「なんでこうなるの?」
と納得の気持ちが生まれず
ただ、なんで?なんで?とぐるぐるするだけ。

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
駅から目的地まで
歩いてほしいときに歩かず
「抱っこして」と子どもが望んできたら
さて、どうしましょうか。

回答は
色んなのがありそうですね。

その
〈色んな〉が臨機応変といいます。

「子どもの望みを叶える」
「できることをする」
「できないことはしない」
これをしていれば、あらゆる場面で
臨機応変に立ち回れる強い親になれます。

強いは優しい。
優しく強い親になりましょう。

2023.5.4
待ちよみ絵本講師
内田早苗

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