「待つ」って「何もしない」とは違うよ。
毎月第2土曜日に
きいろいおうちラジオという番組を配信してます。
こちらに第1回目の放送文字起こしの一部があります。
ここでくりかえし出てくるのに
「準備」という言葉があります。
私が「待ちよみ」を提唱するのに必ずお伝えしているのが、待ちよみとは、子どもは放っておけば勝手に育つという乱暴な解釈はしてほしくないし、子どもほったらかしでも育つから親はラクができるよ、という意味ではない。ということです。
私は
「しなくていいこと」
「子どもが望まないこと」
をしなくていい。と言っています。
そうしたら、何ができるかというと
〈しなければいけないこと〉
〈子どもが望むことを叶える〉
に必然的に目を向けたり時間をとったりできるということです。それが〈待つ〉につながるのです。
その
〈しなければいけないこと〉というのが、ラジオで繰り返し話している〈準備〉です。
この〈準備〉の中で1番大事なのは
〈自分の考えをもつ〉ということでしょう。
この〈準備〉ができていないと、子育ても生き方も多軸、他軸になり、結果、心身ともに疲労して、その疲労が子どもに向かい、自分にも向かう。
私が「待ちよみ」を提唱しているのは、子育ての初期、できればマタニティ期のうちに、しっかり〈準備〉をしてほしいからです。
1番してほしいのが〈自分の考えをもつ〉という準備です。
その考えに、私が持ってほしいのは
〈子どもにわかりやすく愛情を伝えることは子育ての中で最優先にする〉
という考えです。
こんな簡単な準備ができていない人が多いから、子どもをコントロールする子育てをしてしまう人が多いのです。
子どもは勝手には育ちません。
親になったら〈しなければいけないこと〉があります。
しっかり準備していれば、子育ては何も難しくありません。
むしろ、ずっと面白いです。
準備不足で子育てをするから苦しいのです。
苛立ち、怒り、心配、落胆
子育てにこれらの感情がともなうのは当たり前です。親も子も「ヒト」だからです。
だけど、これらがあっても幸せな子育てをすることができます。
それは、繰り返しますが
〈準備〉していれば大丈夫なんです。
私に出会った全てのママに
子どもにわかりやすく愛情を伝えることは子育ての中で最優先にする
という考えを持つ準備をしてから子育てを始めてもらうために、私は「待ちよみ」を普及していきます。
準備していたら、乗り切れます。
絶対です。
絶対です。
〈子育てに絶対は無い〉という言葉に私は逃げません。こんな言葉を盾に子育てを語りません。
今一度考えてみてください。
あなたはどんな準備をして、子育てをしていますか。
2023.3.15
待ちよみ絵本講師
内田早苗
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