救う人になる

いい人にも
優しげな人にもなれなくていい。

一緒にいると
ほんわかあたたかな気持ちになります。
とかも言われなくていい。

ただ
本当にしんどい人が
私に何か心の声を吐露したときに
その人に必要な言葉を口にできる人でいたい。

私が常に自分に課しているのは
救う人でいたいということ。

私はわりとそちら側には鼻がきくので
自分の役割を果たしたい。

そのためには、わたしにもエネルギーがいるので
今は私は救ってもらうほど大変じゃないけど、
人はいつ誰がどんな状況になるかわからないから
それはいつかの私かもしれない。
そんな気持ちを持ってくれている人に
うちの会社は応援してもらいたいと思ってます。

しんどいときにすり寄ってきて
それなりに気持ちが整って
生活が楽しく明るく回りだすと
ぷいっと姿が見えなくなる人も何人もいます。
その人は〈元気〉になったから良いのでしょう。

逆に、
しんどいときはちょっと過ぎ去って
子育ては大変で嫌なことも難しいことも
まだまだあるけど、でも今はわりと大丈夫。
という人で、私の仕事を応援してくれる人も
たくさんいます。

絵本を使った子育てについて話す仕事は
人を救うことができるので
この先もずっと続けていきます。
続けるために会社の維持が必要なので
本もたくさん売りたいし、講演会も
じゃんじゃんお引き受けしたい。

そして、こんなに熱く?書いてますが
昨日
〈畑のおばさん人生を語る〉
というオチがあり、
詳しくはプライベートな案件なので
書けませんが、
私は〈畑のおばさん〉としても
本当にしんどい人の話を聞くこともできるのでは?
ということが判明しました。

何年も抱えていた胸をときおり
チクチクと痛めてきてきたものを
畑のおばさんでも救うことができる。

さらにオチをつけるなら
人は結局
何者でもなくていいってことです。

ヤギ飼いのおばさんでも
畑のおばさんでも
救われる人がいれば
それでいいのだと思います。

この人に話してみよう。
会って、私の目を見て
そのように思う人がいれば
私は何者でもいいのだと思います。

2023.5.8
待ちよみ絵本講師
やぎたやぎえ

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