子どもをかわいいと思えないという悩みにはなんと答えますか?

先日の雑誌の取材の終盤に
こんな質問がありました。

「子どもがかわいいと思えない」
という悩みにはどう答えますか?
という質問でした。

私はこう答えました。

子どもがかわいいと感じて子育てしている人と
同じことをやってください。
あなたはこれから毎日、子どもに一日1冊必ず絵本を読んでください。
必ずですよ。
読めたらよんでね、とかできる日だけでいいのよ、とは言いませんよ私は。必ず読んでください。でも一冊でいいです。一冊2分くらいで終わる絵本でいいです。
2分で終わる絵本、何百冊だってお教えしますよ。
絵本を読む、という行為は「子どもがかわいい、愛している」という気持ちでするものです。
子どもがかわいいと思えないあなたがしても、それは
かわいいと思ってる人がすることと同じことです。
そうして、かわいいと思っている人がしていることをしている自分が自分を支えます。
私はあなたに子どもをかわいいと思ってください、とは言いません。今、思えないあなたを悪いとも思わない。
思えなくていいです。
だけど必ず一日1冊読んでください。
そうしたら、あなたには「子どもがかわいいと思っている人がすること」ができている事実が重なっていく。
できている、という事実があなたを支えます。
他の誰でもない、あなた自身の力があなたを支えます。
「できることをする」それだけでいいです。
子どもをかわいいと思える親じゃなくていい。
「できることをする」親でいてください。
何年間でも一日1冊を続けてください。
絵本は味方ですよ。

と答えます。と答えました。

これは、取材用に答えましたが
この答えは実際にしたことがある答えです。

私は、あなたのような方に絵本を読んでもらいたくて
絵本と子育てについて話すことを続けています。
質問してくださってありがとうございます。



2022.5.20
待ちよみ®︎絵本講師
内田早苗

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