見出し画像

さなえさん出産お祝いの絵本選んでください vo.1

赤ちゃん絵本専門店
「きいろいおうちほんや」を
2020年7月に営業開始しました

かねてより、完全予約制にて
運営している
自宅兼オフィスを利用しての
絵本cafeきいろいおうち
の一角に
赤ちゃん絵本だけを扱う本屋コーナーを
設けました
常時500アイテムほどの赤ちゃん絵本を
取り扱いしています。

「絵本cafeきいろいおうち」
週1回 木曜日 完全予約制

「赤ちゃん絵本専門店きいろいおうちほんや」
週1回 月曜日

の営業です。

木曜日は
希望により
ベビーマッサージレッスンや
絵本講座を受講することができます。
※別途受講料

「赤ちゃん絵本専門店きいろいおうちほんや」
で絵本を購入してくれるお客さまは
実店舗と通販の2パターン。

特徴は、今までどなたも一冊のみ、という
購入はなく、複数冊まとめて購入される
という点です。

通販では、
「まとめて1万円分」
「30冊まとめて」
などの購入もあります。
それらの絵本の選書をお任せさせてもらう
こともあります。
これらは、主にご自宅(わが子用)の場合が
多いです。

次に多いご依頼は
「出産のお祝いに絵本をプレゼントしたい」
という選書ご依頼です。

プレゼントの場合
私が大切にしていることは

「オタク心を捨て去る」
です。笑。

これは、多くの絵本好きに言えること
です。
ちょっとばかり、
絵本を人よりたくさん読んでいて詳しくて、
それって、
絵本選びのプラスになるのでは?と思われがちですが、むしろ逆。

プレゼントに大切なのは
まずは
「映え」です

見た目が鮮やかで可愛らしく
万人ウケするものを
選ぶことが必須です。

例えば…ですが
私は福音館書店の
012絵本シリーズの中で

「ぱかぱか」
福知伸夫 作

この絵本が非常に好きで
なおかつ、これが
実際読んでみると
どれだけ赤ちゃんの心をひきつけるのかを
知っています。

何人ものママに
「買いたくないけど買いたい〜」
という複雑な心境をもたらし
結果
「やっぱり買います」
という決断をさせてきました。

この絵本で私は
動詞とオノマトペの関係について
話し、豊かな語彙の獲得は
オノマトペと、そこに在する
絵の巧みさが大いに寄与する。
といった話をママたちにします。

じゃあ
この私の話を聞いて
この絵本の魅力を知ったからと
言って
(実際、おうちで読むと赤ちゃんが好む)
これを、お友達に
出産祝いに渡していいかといえば
NGです。

さなえさんも
これを、プレゼントにしたことは
ありません。
※ご自宅用選書にはかなりの率でお入れします

理由は明確です。
「映え」ないでしょ?

写真の表紙みて
「かわいい!」って思いました?

この絵は版画です。
この文章に、この版画がぴったりで
中身をお見せできないのが
歯痒いくらい、馬の躍動感が
たまりません。
私、個人的には、絵も大好きで
同じ012絵本シリーズでは
こちらも激推しです。

「とってください」
同じく福知伸夫さんの作品です

「ぱかぱか」よりは、多少かわいいですかね。

でもまぁ
出産祝いにチャレンジさせるほどの
かわいいじゃないですよね。

プレゼントに使うには
オレンジとも黄色とも言えない
この微妙な色の表紙は
映えません。
※作品には調和していてこの色がいいのですけどね
プレゼントとしてはインパクト弱いという意です

同じく福知伸夫さんの
「こちょこちょ」

知ってますか?
赤ちゃんも爆笑するんですよ。
あまりの面白さに。

もうページめくる前から
笑いをためて
めくったらほら!
キャッキャキャッキャ

これも私の激推しです
が、しつこいようですが
プレゼントには使いません

じゃあプレゼントには
どんなのがいいの?
をわかりやすいように
同じ012絵本シリーズから
数冊ピックアップ

こんな感じならいかがでしょうか?
「かわいい」ですよね。

そしてやっぱり

さなえさん大好きな
「いいないいな」
かたやまけん 作

「こやぎがめえめえ」
田島征三 作

なんかは、
グッと堪えて
出産祝いにはセレクトしないのです。

こやぎと言えば
ハイジのゆきちゃん世代の私ですが
この「こやぎがめえめえ」の
こやぎにはロックオン!

心を掴む
とは、このこと。

他のこやぎシリーズも
早くハード化して欲しいと熱望

けど
出産祝いには選びません

分かりやすいように
012絵本シリーズの
写真にてお伝えしました。

では実際に
赤ちゃん絵本専門店
「きいろいおうちほんや」
より、「出産のお祝いに」との
オーダーで選書した組み合わせ
(一冊ではなく数冊のオーダーが大半)
を、
vo.2
以降でお伝えしたいと思います。

2020.8.16
待ちよみ絵本講師
内田早苗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?