とりあえず近所にあるから、の場の記憶はない。

私にも若い時があり
赤ん坊を育てていた時期がある。

そんなかつての私の近所にも
支援センターみたいなのとか、ちょっとした親子の集まりがあった。

と、思う。

私には
その、近所にあったから行ってた場で
特に印象に残ることも、助けられたことも
あの人のあの言葉!みたいなのも存在しない。
主催してくださっていた方には大変失礼だが、事実は事実だ。
それに、そんなに足繁く通った記憶もない。

反面
毎日のように通った
「ぞうさん公園」とか「どんぐり公園」での出来事や仲良くなったママやお友達のことは
良く覚えている。
話したこと、一緒にたべたもの。
一緒にいて居心地のいい人と場を選んで時間を使っていました。

つまりは何が言いたいかというと
「近所にある集まり」
って
行きたいから行くんじゃなくて
赤ちゃん(子ども)のために、行っておいた方がいいんじゃないかな、みたいな気持ちで足を運んでる人は割と多いんじゃないかと思うけど
よくよく考えてみたら、そんな時間の使い方は非常にもったいない。
別に望んでもない場でさせられる手遊びやら絵本の読み聞かせなんか、ママたちにとってなんか得るものや気持ちの落ちつきにつながらない。

居場所って
近所とは限らないよ。
居心地のいい場所はすごく近所じゃなくても
きっとあるから。

無理して
つまんない場に行くことはないよ。
赤ちゃんのため、子どものためって
親にとってつまらない場所に無理に行く必要はない。

本当に居心地がいい場は
例えそこが
赤ちゃんの遊び場
子どものための活動の場
だとしても親にとっても心地いいのだ。

すぐやめる
とか
すぐ見切りつける
って
悪いことに思われがちですが
子育て始めたママは
感(勘)の鋭さが増してるので
合わない場所を感知する力も増してます。

どうぞ

なんか
あわない

その気持ちに正直に。
ただ単に近所にあって
みんなそこに行くんでしょ?って流れに乗ってしまわないで。

あともう一つ。

私の周りにも
「場」を持つ(主催する)ママたちが増えてきました。
さて、その「場」
従来からどこにでもある「場」のコピペみたいになってませんか?
地域にある「場」のイメージという「型」にはまって、本来抱いていたものとは違う活動になってませんか?

なんとなくの「型」にハマれる人の場は
すでに何十年間と存在している。
そうではなくて、その「型」から面白さも楽しさも学びも得られず、親としての幸せを感じづらくなっているママたち、すなわち親子さんの場が必要なのです。

2024.1.4
待ちよみ絵本講師
内田早苗

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