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私信。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ツアーファイナル

※これは、ただのファンレターです。


日本のアイドルグループのプロフィールを読むと、『唯一無二』という言葉をよく見かける。あちらもこちらも『唯一無二』。たしかに、それはそうかもしれない。けれど私は、すごく便利でお手軽な言葉のように思う。唯一無二とは言葉ではなく体現するもので、こちら側が決めることではないのだろうか。

私にとって、唯一無二と思えるグループとは何か、と考えた時に、いろんなグループにそれぞれ、本当にかけがえのない思い出があるけれど、やっぱり『二丁目の魁カミングアウト』だと思った。初めて観た彼らのパフォーマンスはあまりにも凄まじく、圧倒的なもので、一生忘れることができないと思う。(プロフィールの中で、唯一無二、の次によく見かけるのは『圧倒的なパフォーマンス』だと思っている)。彼らのパフォーマンスを観て以来、私の中での、『唯一無二のグループ』、『圧倒的なパフォーマンス』をするグループに、彼らはずっといる、それを忘れること、消し去ることはどうしてもできない。多分きっと、人それぞれに、「なんだこのグループは?!」と衝撃を与えたアイドル・アーティストがいると思う。私にとって、それを教えてくれたのが彼らだった。それは3年ほど前の話になる。

この2年間でいろんなことがあった。私が情報として知っていることなんて、きっと氷山の一角にすぎない。あの別れを経験して、私はすごく寂しかったけれど、それよりも、続ける・守っていくことを決めた二人のことをどうにしかして支えないと、なんとかして希望を見せないといけないと、ずっと考えていた(それが実際にできていたかは分からないけれど)。けれど、そんなふうに思っていたのは少しの間だけで、新しい素敵な出会いがあった。「初めまして」と挨拶をする二人を観た時、どこから連れて来られたんだろう?と思うぐらい、本当にいい子たちが入ってくれたと、ほっとした。原石だった。何にも染まっていない、この子たちがこれからどんなふうに成長していくんだろうと楽しみで仕方なかった。『アイドル』って本当にいろんなことがあるから、きっと悩むこともたくさんあるし、分からなくなってしまうこともある。それでも、二人には二人がいる。このグループにいたら、安心だよと伝えたくなった。そして、二人がいるから、二人も救われる。だから、私はやっぱり、この四人になって、ほっとした。

話は変わるけど、私は、最近MARVEL映画をひととおり観た。MARVELはいろんな種族や惑星、夢を持ったキャラクターがわんさか出てくる。観るたび、宇宙にはいろんな思想や惑星があるんだなあと思う。なんとなく、このアイドル界もそうだと思った。さまざまな思想を掲げたグループがいて、それぞれに正義がある。その惑星ひとつひとつを創りあげていくことって、当然だけど簡単ではないし、誰でもできることじゃない。神様ではない。だからこそ奇跡だと思うし、大切にしたいと思っている。

※ここから急に話は、2022年2月20日に飛びます。
※本当は、2022年2月12日の話をこのnoteを書く前に公開、または、ここに組み込みたかったんだけど、やっぱりまた後日します。でもやっぱり、話の流れ的に、ちょっと触れています。
※ツアーファイナル最高で、1曲ずつ触れたいんですが、ご存知のとおり、はしゃぎつかれたので、1曲のみに絞って話します。

私は、今回の全国ツアーに3か所しか行けなかった(しか、なのか、も、なのか。このあたりは、いまだにモヤモヤしている)。
ツアー初日で初披露となった『dAnce surviver 1999』。それを初めて観た時、なんて挑戦的な楽曲・パフォーマンスだろうと思って、心の底からびっくりした。だってさあ、ずーーーーっと!!踊ってる!!10周年目にして、こんなしんどいことやる?!って率直に思った。そして、この路線はまったく想像していなかった!!
本当にうまく言えないけれど、なぜこの曲で、この振付で、なんで今なんだろう、と、ずっと考えていた。それは曲が悪かったからとかではまったくない。アルバムの収録曲の数合わせなんかでは絶対にないということはもちろん分かる。必要だから存在している。でも、その意味って何なんだろう、と、ライブが終わってからもしばらく考えていた。

それから2か月が経った。私がライブに行けず、しばらく期間があいて、横浜公演で久しぶりに『dAnce surviver 1999』を観た。
びっくりした。客席から観た光景がすごく綺麗だったんだ。
あーやっぱりライブって楽しいな、最高だなって純粋に思った。雑な言い方になっちゃうけど、あの場にいた全員が「超たのし~!最高~!」って気持ちだったに違いない。きっと、みんなも、歌って踊って、超たのし~!最高~!ってなってたと思うし、客席も、ウォ~!ライブ超たのし~!最高~!ってなってた。すっごい頭悪い例えになってると思うけど、でもそれ以外になくない?最近よく思うんだよね、語彙力とかなくなって、ただただ楽しい!ってなるライブが一番最高なんじゃないかなって。

今日のツアーファイナルで『dAnce surviver 1999』を観た時、それは変わらなかった。あの時以上にもっと楽しかった。そりゃあ2回やるわ!って納得した。
『dAnce surviver 1999』中ってさあ、みんなも客席も誰も疲れてないよね。あれってすごいことだよね。
それに、ヘトヘト、フラフラになってゴールテープを切るんじゃなくて、ゴールしてからのことも考える余裕がついたんだなって思った。シンプルに体力がついたんだなって話かもしれないけれど、それだけじゃない気がする。
なんかそんなことをぐるぐる考えていて、ツアー初日で分からなかった「この曲が持つ意味」について、なんとなくだけど分かった気がした。二丁魁がこの曲でやりたかったことって、こういうことだったのかなって。
それはきっと、予想していたものと、予想外のものがあると思うんだけど、でもすべてが、今につながっていて、全部意味のあるものになっている。
『dAnce surviver 1999』を取り上げて話したけれど、披露した楽曲・全公演に意味があって、それが今日につながっていたんだと思った。ただ、「全国でライブしました」っていうんじゃなくて、全部に意味があった。

そして、私が3年前に感じた『唯一無二』・『圧倒的なパフォーマンス』も、こうやって作り上げられてきたんだろうなと感じた。
前体制と現体制を比較しているとかじゃなくて、現体制も『唯一無二』・『圧倒的なパフォーマンス』にどうしたってなっていく。きっと、これまでもこういうことの積み重ねだったんだろう。
そして、なんというか、きっと二丁目の魁カミングアウトって、そういう惑星なんだって思った。

>日が紅さんへ
何度か伝えたこともあるけど、私は「あなたはあなたで、そのままでいいよ」とずっと思っていました。それは、あなた自身があなたのよさをなくしてしまわないか、少し心配だった部分もあって、私は言い続けようと思っていました。実際のところ、あなた自身がどう考えていたかは分からないけれど。でも、このツアーで、そんなところを私は心配しないんでいいのかもしれないなと、ふと思いました。それと、本当にいい意味なんだけど、私は、何を言っているかよく分からない人がすごく好きなんです。だから、これからも、つかみどころのない、予測不可能な魅力(カッコよくもあり、可愛くもあり、ひょうきんでもある)あなたをMCでもパフォーマンスでもたくさん見せてください。本当に全国ツアー完走、ツアーファイナルおめでとうございました。お疲れ様。これからもよろしくね。

>筆村栄心さんへ
ふでちょって、こんなに伸び伸びと歌えるんだって何度も思いました。表現が難しいんだけど、何も演じていない(?)、ただの筆村栄心の声って、こんなにも綺麗なんだなあって。でももちろん、カッコよくも可愛くも、時々コミカルに、いろんな声色/表現ができる武器であり魅力が、さらに加わったというか。表現力だけじゃなくて、歌声も体力もついて、その成長が目まぐるしくて、一体どうなってしまうのでしょうか!楽しみです。全国ツアー完走、ツアーファイナル本当におめでとう。お疲れ様。これからもよろしくお願いします。あと、考えてくれたAのポーズすごく嬉しかった。ありがとう!今度それやろうね。私すぐパニック起こすから、「なになに?」ってなるんだけど、気にしないでね。すごく嬉しいです。あと個人的に、めちゃくちゃ「はにゃ?」「かわちかわちぽゆ」を使わせていただいております。

>ぺいにゃむにゃむさんへ
横浜公演で、私の姿を見つけて「露骨に嬉しい顔をした」ぺいにゃむにゃむさん!ツアーファイナルで、私の姿を「よく見えた!」とおっしゃっていたぺいにゃむにゃむさん!好きです~!私、最近目が合ったと思ったら本当に目って合ってるんだなって思うの!全国ツアーもツアーファイナルも、本当におめでとう!お疲れ様!!ねえ、すごかったよ。頑張ったね、いっぱい頑張ったところ観た!新曲の歌詞、もっと自分の中にしみこませて、気づかなかった気づきを得たいし、ぺいがここの歌詞を歌う意味とかをじっくり考えたい。そしたらまたたくさん教えるからね。ひふみよ、の落ちサビ(だったかな、、)すごいよかった。今も尚とノスタルジスターのぺいはいつも泣きそうで、泣かないから偉いなあと思います。最近私とぺいの共通点について考えるのですが、今度また聞いてください。とりあえず負けず嫌いなところ?これからもよろしくね。

>ミキティー本物さんへ
なんだかミキちゃんとはすごく久しぶりな気がする。久しぶり、元気ですか?ちゃんと読むのかな、読んでね。全国ツアー&ツアーファイナル、無事完走・成功、本当におめでとう。あなたがどれだけのことを同時並行で考えて進めていったのでしょうか。尊敬します。新曲の歌詞も振付も、全部本当に意味のあるものばかりで、ミキティー本物って本当にすごいなあって思います。今日スクリーンに歌詞が出てたけど、タイトルと作詞・作曲の方のお名前が出るじゃない?作曲の方が、私が分かっていないだけかもしれないけれど、よく見かける方もいれば、知らない方も多くて、そこも挑戦だったりしたのかなと勝手に思った。あと、まだ曲を聴きながら歌詞を読むということができていないので、勘違い、かもしれないけど、なんだかミキティー本物がつくる作品が、次のフェーズに入ってるような気がしたの。振付の面でも。そういうあなたから生み出されるものを観た時、私はドキドキするし、ワクワクするし、嬉しくなるし、感動している。それでもミキちゃんは、時々すごく心配そうに、「どうだった?」、「よかったでしょ?」といつも聞いてくれる。私はそのたびに、あなたを抱きしめてあげたくなるし、すごく愛おしくなる。でも私は口下手だからうまく伝えられないけれど、本当に本心で、「よかったよ」って言っているんだよ。
そして、最後に。今までも散々言っていることを言うのって、なんだか私的にあんまり好きではないんだけど、それでもやっぱり伝えたいな……。アイドルになってくれて、二丁魁を始めてくれて、続けてくれて、出逢ってくれて、本当にありがとう。これからも見続けるから、よろしくね。

追記:なんか、やっぱり、読まれるってことを意識したら、私ってダメだわ。もっと、良い文章にできたはず。ただただ長いだけのものを読ませているんじゃないかと心配です。まあでも、結局何が言いたかったって、そんなの1行でまとめられる。二丁魁ってさいこ~だよね~!だいすき~!

PS.このnoteのタイトルにもした、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は音楽と家族の物語だと解釈しています。おすすめです。私、映画ってたいていのもの1時間で飽きるの。でもこれは大丈夫だった。万が一、ガーディアンズの1がハマらなくても、リミックスがめちゃくちゃいいので、ぜひ。ギャラクシーつながりで。