雲の上はいつも晴れ
勝負の世界はいつも誰かと比べられて
その瞬間瞬間も誰かと競い合って
心が擦り切れながらも、なんとか踏ん張って
ひと握りの栄光を手にする為に日々頑張っている
雲の上はいつも晴れ
そう聞いて皆さんは何を想いますか
頑張って努力して一生懸命走って
突き抜けた先に"雲の上"という誰も手の届かない場所に辿り着ける
しかし考え方の違いによっては
"心の在り方"とも受け取れるのではないかと思います
誰とも自分を比較することなく
誰に左右されることもなく
雲の上のような穏やかな心で
自らの世界観を大切に生きていく
少し詳しく説明すると
他者より優れることは何より優越感に浸ることができ、成長や技術の進歩の原動力として人類の無意識の領域で存在してきました(稀に凄いマウントを取りたがる人間もいます)が、以前にも綴った"アドラー心理学"ではこれを『 優越性の追求 』と表現します
"理想の自分"と"現実の自分"
その比較から生まれる『 劣等感 』は誰もが持っていて、他者より優れたいという思いは"健康で正常な努力と成長への刺激である"と記してあり、決して悪いものではないとアドラーはいっています
しかしながら、ここでしっかりと理解して欲しいのは『 劣等感 』の対象は、他者との比較ではなく自分との比較だということです
つまりは理想の自分に比べて現実の自分に対して感じるものこそが"劣等感"であり、優越性の追求も他者との競争ではなく"自分との競争"ということになります。
少し難しいですよね笑笑
有馬に負けたくないからではなく
有馬に負ける自分が嫌だから頑張るのです
三好にスピードで勝ちたいからではなく
三好より遅い自分が嫌だから早く走るのです
恭輔にフィジカルで負ける自分が嫌だから鍛えるのです
要するに"比較"とは他者との競争によるものであると考えがちですが、"劣等感"の中では自らの理想とする人物像から今ある現実の自分に対して抱くものであると説きます
雲の上はいつも晴れ
アドラー心理学の考えを聞いた後ではこの言葉の意味が少しは変わったのではないでしょうか
他人と競い合い雲の上にいくのではなく
自らの理想とする人物像へ近づくために
今ある自分を高めていく
そこは晴れ渡った雲ひとつない
自分だけの世界
他人の事を悪く言う必要はないのです
ましてや自分の事を悪く言う人間の相手をする必要なんて全くありません
我々の人生はそこまで暇ではありません
自分を信じて
その先に大切な人たちの
笑顔があることを願って
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