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隣は何をする人ぞ

夜の10時過ぎに入院のため、お部屋はほぼ暗く、電子音の「ピッピッピ」という音だけが耳に残っています。だいぶ気味悪かったです。

私はしんどくて確か点滴をされていたはずです。とにかく痛いししんどかった。

6人部屋の真ん中のベッドに寝ていました。右隣の方が点滴の交換をしていました。どんな人だろう?左の人はまだ起きていて、「痛い痛い」と擦っておられる様子。痛いって私と一緒?まあいいや。寝よう。

枕が変わると寝づらいのかなかなか寝られなかったのを覚えています。何度か看護師さんが巡回に来られていました。

いつの間にか眠っていて起きたのは5時ころだったと思います。病人の方々は朝が早い早い。5時というのにみんな朝から活発に動いていました。私は全身痛く、車椅子に乗るのにもナースコールをしないと怒られたところもありますし、なんとなくベッドから起き上がることを躊躇していました。カーテンは閉め切ったままでじっとしていました。

ガサっとカーテンが開けられると、朝ごはんが運ばれてきました。パンと牛乳とみかん。食べる気がしません。すると「パン焼きますか?」・・・。「いいです」

見渡すとみなさん、朝ごはんを食べられていました。みんな若いなぁ。左隣は年配の方でした。「こんなん食べられへんわーはぁー」昨夜から「痛いわーはぁー」はぁーっていうのが口癖のようです。重病なのかな?右隣の方は同じ年くらいかな?お向かいはちょっと若い感じの方でした。入院患者さん全体的に若い感じがします。

みなさん食事がすむとトレイを配膳車へ返しているよう。どうしよう。

もじもじしていたら若い先生が来られて、私の主治医だというではありませんか。

これから色々な医師との出会いと戦いが始まるのでした。

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