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はじめに(インフォメーションまとめ)


みなさま、こんにちは。菅沼起一です。

このページでは、簡単な自己紹介とインフォ、そして各種リンクをまとめたいと思います。

こういう場合、先にいわゆる「略歴」を引用するのがよくあるパターンだと思いますが、略歴が複雑なためそれが独立した別記事の集中連載として進行予定(執筆中)なので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。後日改めてお知らせさせていただきます。

追記:来歴をまとめた記事ができました。

このページを執筆している2020年7月現在、私はスイスのバーゼルという街に留学しています。バーゼルは、フランスとドイツの両方に国境を接しており、世界でも珍しい「三国国境」がある街です。私の住んでいるところから徒歩15分くらいの所に三国国境のポイントがあるのですが、引っ越して2年、未だ行ったことがありません。観光地、住めば意外と観光しない。

所属校はバーゼル・スコラ・カントルム Schola Cantorum Basiliensis という名前の音楽院で、古楽を専門とする教育機関です。

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こじんまりとしたとても綺麗なキャンパスで、大好きな学校です。スコラでの勉強についても後日ゆっくりとまとめられたら、と思っています。

音楽学という分野の研究院生をやっており、専門は16-17世紀ヨーロッパの音楽、特に「ディミニューション」と呼ばれる装飾技法について。あとは関連して古楽のレパートリーにおける音楽理論(対位法などの歴史的作曲技法、記譜法、ソルミゼーションなど)を専門に学んでいます。

これが、私の一番メインの活動になります。
音楽学の院生としての業績はresearchmapより。


ディミニューションに関する紹介記事も、近日中に書けたらな、と思っています(書けたらここにもリンクを貼ります)。

また、リコーダーも吹きます。
演奏音源・動画はこちら(実は存在していることに中の人が一番驚いてる私のチャンネル)。

↑五年前に行った京都でのリサイタルの録音。大好きなマラン・マレの《人間の声 Les Voix Humaines》をリコーダー編曲してます。

(2021年9月追記)2021年4月期のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の劇伴に参加しました。音楽は坂東祐大さん、演奏はEnsemble Foveです。OSTには私が演奏に参加した3曲が収録されています。

このような感じで、

絵画や彫刻から抜け出してきたような素敵な楽器に囲まれて、中世・ルネサンスの音楽から↓

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(リコーダーとショームとオルガネットと、各種打楽器たち。そう、ホタテも立派な打楽器です)

バロックのオーケストラに乗ったり↓

(リコーダーの師匠である太田光子先生とのタッグで、とても楽しく、アツい真夏の本番でした!)

素敵な新作の初演などに関わらせていただいております。

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(西洋の古楽器と和楽器をコラボレーションしたアンサンブル室町。手前から、セルパン、フラウト・トラヴェルソ、リコーダー、琵琶、三味線。各楽器による異種格闘技戦はいつも本当にエキサイティングです)

(2021年9月追記:初演した2曲の音源がアップロードされました。藝大同期の黒田祟宏くんの作品です。どちらも頭部管のみ、もしくは頭部管以外という特殊なセッティングで演奏しており、独特の静謐な音世界が大好きな作品です)

また、リコーダーカルテットをやったり。

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(バーゼル在住の日本人リコーダー奏者で組んだカルテット「風」。去年の11月にバーゼルで演奏会をしました。)

その時に使用した2メートルのリコーダー↓

鬼滅も吹いたり。

(ひとりだけダサい私服なのは、単純に主催者(音高時代からのマブダチ)との連絡不行届です)

研究をやりつつ、演奏活動もボチボチ行なっているので、両者を合わせたレクチャーコンサートをやることも多いです。
自分で企画したり、

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(首都圏と関西の両方で行なっている「菅沼オンリー」シリーズ。研究対象であるディミニューションを中心に、16-17世紀音楽の話をしています)

お招きいただいたり、

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(昨年10月に東京藝術大学で行われた展覧会「聴く絵画・観る音楽〜リナイウォーリ祭壇画〜」で、ルネサンス音楽に関するレクチャーとデモンストレーションを行いました。これもリコーダーカルテットで!)

CDブックレットのライターなどもやっています。

コミケにコピー本を出したりもしました。

普段の活動・お仕事などは専らTwitterで告知しています。Twitterからいらしていない方は是非のぞいてみてください。

このような感じで、古楽のレパートリーを演奏する人たちの後方支援的なことをメインにやっております。
今後、noteで専門に関すること、日々の勉学のこと、留学生活のことなど、色々書けたらと思っています。
どうぞよろしくお願いします。


追記:トップ画は、アルプスの雄大な風景をバックにヤギのケツを嬉しそうに撫でる中の人です。このヤギ、スイスの有名な保養地サン・モリッツからケーブルカーやロープウェイを乗り換え30分少しにある、ピッツ・ネイルという山の展望台にいるシュタインボック(山羊)の銅像です。標高3056メートルもあり、雄大なエンガディン地方の景色が一望できるとても素晴らしい場所です。酸素は薄いのに4Gはサクサク入る。

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