#日記
「きみとぼく」ということについて
端的に言えば、そこに二人しかいないから「きみとぼく」なんだ。「きみ」と「ぼく」という人称だけで話を進めるためには、三人目が存在してはいけない。名前が必要になったら、「きみとぼく」は、もうおしまい。あとは、社会をやっていく。
一時期、「きみとぼく」ということは、「セカイ系」という言葉と結びついて使われたこともあったけれど、例として挙がる作品はいずれも純粋な「きみとぼく」じゃない。誰かを名前で呼ば
ヒステリー、ブンゲイファイトクラブ、イシオカについて。
寝巻きのまんまで渋谷東急本店のジュンク堂へ行った。創元の乱歩全集を手に入れるためである。
小綺麗な中高年の皆様が歩く売り場を、ジャージのまんま、生来のクセ毛に加えて寝癖までついているだらしのない人間が歩いているというのは、実に奇妙なことだ。そしてそのだらしのない人間とは、自分のことなのだ。
ここ数日は本当に、ダメなのですよね。仲の良かった友達の前でヒステリーを起こし、まるっきり絶縁されてしま