- 運営しているクリエイター
2019年11月の記事一覧
「きみとぼく」ということについて
端的に言えば、そこに二人しかいないから「きみとぼく」なんだ。「きみ」と「ぼく」という人称だけで話を進めるためには、三人目が存在してはいけない。名前が必要になったら、「きみとぼく」は、もうおしまい。あとは、社会をやっていく。
一時期、「きみとぼく」ということは、「セカイ系」という言葉と結びついて使われたこともあったけれど、例として挙がる作品はいずれも純粋な「きみとぼく」じゃない。誰かを名前で呼ば
端的に言えば、そこに二人しかいないから「きみとぼく」なんだ。「きみ」と「ぼく」という人称だけで話を進めるためには、三人目が存在してはいけない。名前が必要になったら、「きみとぼく」は、もうおしまい。あとは、社会をやっていく。
一時期、「きみとぼく」ということは、「セカイ系」という言葉と結びついて使われたこともあったけれど、例として挙がる作品はいずれも純粋な「きみとぼく」じゃない。誰かを名前で呼ば