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【第7回】空き家の利活用~その2『貸す』

こんにちは。
『週末は家にジッとしていられない』症候群発症中の紀北町地域おこし協力隊、ガーシーこと東谷です。

さて第6回では、空き家の利活用として「売る」についてお話しました。
今回は、「貸す」についてのお話をさせていただきます。

「空き家を貸す」を考える。

「貸す」という選択の意図は主に2通りあります。
一つは、副収入を得るため。もう一つは、将来はここに自分が住みたいという想いです。もちろん、その両方というケースもあります。
いずれにしても「貸す」の場合は当然のことですが、所有権は変わりません。空き家の所有者が大家さんとなって借りたい人に空き家を貸すことになります。なので「貸す」の場合もすぐに住めることが条件となります。そのために必要な修繕工事をしてから貸します。

ただ、この「貸す」も今流行りのDIYがあり、「DIY可能賃貸」という形で必要最低限の修繕工事(雨漏り工事や耐震改修など)だけで、あとは入居者が自由にDIY(主に内装工事)できるようにして貸すケースがあります。自分でDIYすることで愛着もわくので、長く借りてくれる可能性があります。
あと、「貸す」の場合は、立地条件もポイントになってきます。借りる人にとって便利な場所というのがありますが、多くは交通の便になります。このあたりは地域の特性もあるので、わからない場合は不動産業者などに相談することをおススメします。

注意点としては、空き家を修繕する義務を負っているのはあくまでも貸主である所有者であることです。これは民法でも定められており、DIY可能賃貸だからと言って雨漏りや給湯など建物が正常に使えるように維持管理するのは所有者の責任です。また、店舗として貸す場合や、旅行者へ短期的に貸す場合には、税金が変わってきたり、旅館業法に抵触する可能性があるので、注意が必要です。

「売る」「貸す」は空き家バンク制度をご利用ください。

空き家を「売る」「貸す」には、空き家バンクへの空き家登録をおススメします。住まいを探している人は、紀北町内だけでなく全国にいます。紀北町に移住したいと考えている人もいます。ですが、紀北町内の不動産情報は非常に少ないのが現状です。
空き家バンクに登録いただくと、紀北町のホームページだけでなく、全国版空き家バンクや様々な媒体に掲載することで、町外にいる移住希望者の目にも止まる確率が格段に上がります。
早く売れる可能性が上がり、探す人にとってもたくさんの情報がとれるので双方にとって良い状態になります。

空き家バンクに登録をお考えの方は、お気軽に私にご相談いただければ嬉しいです。
⇒紀北町の空き家バンクのご案内はこちらからどうぞ。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、③の「壊す」についての話をしたいと思います。


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