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妖怪を見た時の話


天の時をよみ、地を備え、追い風に乗せ、あなたを幸運にお運びします

占術家の風水きほこです。


「幽霊」は、嫌でも沢山見てきた私ですが、
「妖怪」と呼べるものを見たのは一度だけ。

それは、観光で黒部ダムに行った際、車で宿に
向かって道なき道を走っていた時の事でした。
なんと、そんな道で腰の曲がったお婆さんの姿。
周りには、ナビを見ても山と道しか表示されず、
実際に見渡しても家や畑は全く見当たりません。
「こんな所に人が歩いているのも変だなぁ…」
と思った瞬間、老婆はあり得ない猛スピードで
走り出しました。一瞬だけ見えた頭巾の中身は
顔がなくて、真っ暗な闇が見えるだけでした。
「ああ、あれが妖怪なのか」と感心しました。

みなさん、妖怪とはいったい何なのでしょうか?
私は、人間が自然への畏怖から創り出す念が
具現化することで見えるものだと思っています。
死でも生でもなく、その中間に存在するもの。
外国では「妖精」がそれに該当するのでしょう。


江戸時代までは、幽霊は妖怪ジャンルの一部だと
認識されていたようです。幽霊は人であった時の
個性で現れますから、過去に生きていたその人の
念が電気的に作用して人に見えている状態であり
故に幽霊ならば、個人を特定できるわけです。


人間共有の畏怖から生まれたものが妖怪であり、
よって妖怪には固有の姓名などが存在しません。
意識を共有している私たち日本人には、妖怪は
同じ見え方をするので、風貌の特徴から名称が
与えられてキャラクター化されている…非物質
の存在に命を吹き込む日本文化の象徴ですよね。

最近であれば「アマビエ」がそれに当たります。
海外にはそれに値するものがありませんね。


これは、日本人である私たち皆の意識が、実は
一つにつながっているという証拠だと思うのです。


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