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コアエネルギー研究所からの脱出 2022.06.26

最期の獣×脱出ゲーム「コアエネルギー研究所からの脱出」の再演が無事終了しました!!!!!

まずはご参加いただいた皆さん本当にありがとうございました。
最初の公演(2020年1月)の後、再演を望む声がちらほら聞こえたのですぐに再演を検討して準備を進めていたけれど、直後に某感染症で一旦お流れに。
そこから2年の歳月が流れ、ようやく落ち着いてきたタイミングで再演に至りました。しかし2年。今となってはもはや人が来るのかまったく読めず、不安を抱えながら開催の調整や準備を進めていました。
しかしそんな心配をよそに、蓋を開けてみれば全3回で100人以上の方に参加いただき、中には前回参加できなかったけど今回は参加できたという方もいて、開催できて本当に良かったなと思います。


◆前日まで

せっかくなので順を追って話していきたいと思う。2年ぶりの公演なので忘れていることも多々あり思い出すところからスタート。
謎解きに使うキット類は全部手作りなので、足りないものを再作成したり数の確認をしたり……。何週間か前からそのための準備を進めていたら、ぽんちゃんから連絡が入る。

「なんかもうキットができてるんだけど……」

どうやら再作成しようとしていた謎解きキットが既にできているとのこと。
まさかそんなことが……と思ってよくよく考えた結果、おそらく過去の自分たちが前回の公演後に、再演のために準備をしていたのではないかという結論に至った。全然覚えてないけど偉いぞ過去の俺たち!!!

それでも再作成が必要なものはあったのだけど、想定よりも少なく済んだのは良い計算外だった。

そして1週間前にはスタッフも集まり、みんなで思い出し作業。全体の流れや謎の解き方も復習して本番に挑んだ。

今回の会場は前日の夜間も借りて設営が可能だったため、当日開始前にバタバタすることもなく入念に準備して迎えることができた。前回もこうしたかったね……。


当日は時間の関係で打ち上げができないということで前夜祭的な感じでプレミアムカルビへ。

いやこれ絶対イベント前日のテンションではない。


◆当日

ということで迎えた当日。
前日セットアップのおかげで大きな混乱はなく開催を迎えられた。

全3回、各回最大10チームでの公演となったけど、第2回はチケット完売となり非常にありがたかった。第3回は日曜の夜ということもあって実は1週間前までは1チームにも満たない集まり。直前に徐々に参加者が増え、最終的には当日参加の方もいて計3チームでまったりとした雰囲気で終えられて、それはそれで良かったのかなという感じだった。

前回の公演では参加者に対して会場の広さが足りず、かなり窮屈な思いをさせてしまったこともあり、アンケートやTwitter上で厳しい言葉をいただいたこともあった。今回はそれを反省点としてかなり意識したおかげか、オペレーション的には大きな問題なく終えられんじゃないかなというところがスタッフ陣としてはかなり嬉しかった。


また、ノクスに会えて喜んでくれた人もたくさん見受けられて嬉しかったし、脱出ゲームそのものを楽しんでくれたことが本当に良かった。


感想ツイートをまとめるのが趣味みたいなものなので今回も作ったよ。
たくさん感想いただけて幸せです。


◆経緯

そもそもなんで脱出ゲーム?というお話。
あくまで個人的な感想なのであしからずです。

元々は脱出ゲームにドはまりしたぽんちゃんがStudio643の企画で脱出ゲームを作ろう!というのがきっかけ。
Studio643はケモノをテーマに、映像作品を撮ったりする個人サークルのようなもので、最初はそれこそ映画の予告編のようなものを撮りたいというところから「最期の獸」の予告編を撮って、その後「Starman!!!」と、やりたいことを本気でやってみる集まりだった。Studio643の名前はあとから付けた感じです。

「最期の獸」がなければこの脱出ゲームも存在しなかったと思うと感慨深い。

いざ脱出ゲームをやろうということになり、どういうコンセプトにしたいか相談していく中で固まったのは「自分たちの公演で脱出ゲームを楽しいと思ってもらい、謎解きや脱出ゲームに興味を持ってほしい」という方針で、好きなものをもっとみんなに広めたいというのが根源にあった。
自分もこれには大賛成だった。謎解きや脱出ゲームってなんだか難しそうというイメージがきっとあって最初の一歩が踏み出しにくいんじゃないかと思っていて、そこをなんとか打ち壊したい気持ちは前々からあったからだ。
着ぐるみをきっかけに好きになってもらえたら、そんな最高なことはない。


◆謎製作

謎の部分は、普段から謎解きを作ったりしている七尾くんやギンジくんに大半をお願いをしたのだけど、さすが作り慣れているだけあって、素晴らしいアイデアがたくさん出てきた。参加した方なら謎のクオリティの高さは分かってくれると思う。
ただ、難易度調整にはものすごく難儀した。ふたりとも相当の謎解き経験者なのでどうしても難しめになってしまう。
おそらくこの公演は着ぐるみを目当てに来る人、「最期の獸」作品として来てくれる人、謎解きをしたい人など、様々な層が来ると考えられたので、どの層に一番ターゲットをおくか、議論が活発化していた記憶がある。

前回は一般の謎解きショップにもチラシを置かせていただいたこともあって、最終的に謎解き好きな人にも楽しんでもらいたいので極端に難易度を下げることはせず、ただし初心者でも楽しめるようにヒントカードやスタッフからのアドバイスの頻度を調整してバランスを取っていった。

結果、前回のはちょっと記憶がおぼろげだけど、全体的にクリア率は悪くない比率になったのではないかなという感じだ。

今回の公演後の反応を見ていると、謎解き楽しかったとか、もっと他の謎解きもやってみたいと言ってくれている人がいて嬉しかった。
もちろん脱出に成功した人は楽しかったと言ってくれるかもしれない。問題は失敗したときにどう感じてくれるかだ。
失敗した人の感想ツイートを見ている限りだと、当然悔しかったり残念がる様子はあったが、それでも他の脱出ゲームが気になったり、やってみたいと思ってくれる人もいて、それは本当に心の底からやって良かったなと思えた。

自分は謎解きそのものだったり脱出ゲームの没入感だったりが好きなので、脱出自体は失敗しても、こういう風に解けば良かったのか……!とか、あのときのあれはそういう意味だったのか……!みたいな驚きや感動を味わうことがメインで、それをみんなにも感じてもらうことができたなら幸せだなと思うのです。


◆最後に

長くなったけど、無事に再演ができて良かった!
参加してくれた方は本当にありがとうございました。

Studio643メンバー(特に主催のぽんちゃん)もスタッフのみんなもありがとう!!!
脱出ゲームは労力がかなりかかるので(いや、他の企画も相当かかるんだけど)一旦謎解きの次回作はあまり考えてないですが、また一緒に何か企画して作っていきたいですね。




さて、謎解きしたくなったので日曜に開催されるSCRAPの大団円チケットでも申し込もうかな。


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