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100回目の教訓 2022.08.15

ダラダラ長くなってしまって更新に間に合わなくて昨日はあんな投稿になっちゃったわけです。
コミケの参加記録をダラダラ書きます。


8月13日(土)、コミックマーケットの記念すべき100回目が開催された。

とは言ったものの、特に100回目だからといって特別なことはそんなになく(記念誌とか出てたみたいだけどあまり調べられず)、欲しい本やお使いをこなして粛々と過ごすのであった。


と思っていたが、そうは問屋がおろさなかったのである。


───前日。

大学メンツのLINE窓にて。

「コミケ台風と被ってんじゃん大丈夫?」
「どうやら午後から来るらしい」
「午前ならまだセーフか」

午前のチケットが当選していた俺はこの会話を経て、当日10時過ぎに会場近くに到着。開場は10時半なのでちょうどいい頃合いかな。
天気はなんとか曇りを保ってくれており、ビックサイト前の広場へ向かった。


会場前広場

チケットには受付番号が書かれていて、自分は"I"枠だった。A〜H枠までが案内中だったのでしばらくその場で待機していると、10時半を回って会場の外で拍手が沸き起こった。これぞコミケ!

さらにしばらく待つこと5分ほど、I枠も呼ばれていざ会場へ。

・・・と思ったが、正面入り口に向かうことなく、東駐車場の方へ案内されていった。そうか、東会場のチケットだからそっちから入ることになるのか。

会場の外周に沿って歩いていくと、室内に入る列が見えた。やっと入れる!
中に入ると、チケットのリストバンド交換のための机が並べられており、警備員やスタッフが順番にチェックをしている。まるで空港の税関みたいだった。

リストバンド交換

自分の番になり、チケット確認後リストバンドを受け取り、腕に巻いて、さあ買い物に行くぞーーー!

・・・と思ったら、またしても会場の外に出ることになった。あれ?

目の前には東館駐車場。
奥には海沿いに見える人の列。

あれ、これもしかしてまだ会場入れない???

と、その瞬間、ポツッと頭に雨が落ちてきた。
あ、やば、と思ってるうちにものの数秒で大粒の雨がシャワーのように降ってきた。

待て待て待て、嘘だろ……。


「コミケ台風と被ってんじゃん大丈夫?」
「どうやら午後から来るらしい」
「午前ならまだセーフか」


この会話の結果、自分の頭の中で次のような思考が展開されていた。

・午前チケットだから10:30に入って1時間くらいで買い物は終わって午前中には帰れるな。
・雨降ったら現地調達すればいっか。家にある傘ちょっと壊れてるの多いしこれを機に新調しよう。


結論:傘持っていかなくてもなんとかなるか!(荷物になるし!)


傘、持ってないんですって。雨降ってるのに。

土砂降りなのに。

台風来てるのに。


え、ていうか傘買える場所ないじゃん。コンビニある正面から入ると思ってたもんこっち来て駐車場並ぶと思わなかったもん。


まさにこの時間だわ・・・・・・。

でも、何故か不思議とヤバいとは思わなくて、いや、もちろんヤバいんだけど、雨自体はなんかサウナのおかげか水に慣れてしまってたみたいで。身体的には問題なく受け入れていて、少し降ったあと止めばまあ大丈夫かなと、もう判断力がおかしくなっていた。欲しい本もあるし。

結果、シャツのフードを被ってジッとしてることにしたんだけど、ガードも虚しくどんどん雨が染みてくるし、横殴りの雨でズボンも当然のように濡れてくるし、トートバッグはびちょびちょだし、その時はあまり感覚なかったけど靴の中にも確実に浸水している状態で列にひたすら鎮座していた。

しかしこれ、周りの人はどう思ってるんだろう……。え、この人台風予報出てるのに傘持ってきてないの?と思われてるんだろうな……多分……。
と、若干の羞恥心が芽生え始めたところで、格闘すること5分……いや10分くらいか。延々と雨のシャワーを浴び続けて、どうも流石にこれはしばらく止みそうにないかもなと、判断が遅かったなと思いつつも、ここで風邪を引くのも馬鹿馬鹿しいので、断腸の思いで途中で抜けることにしてしまった。

列を抜けることをスタッフさんに伝えると、出口が駐車場の遥か奥の方にあると教えられてちょっと絶望。
ええい、でももう仕方ないと腹をくくって出口に向かって走った。とにかく屋根のあるところに行こう。それから考えよう。


・・・・・・屋根のあるところ、ないなあ・・・。


国際展示場の東駐車場の周りの地図を見てもらえると分かると思うんですが、ないんですよね。屋根のあるところ。

こうなったらもうとにかく駅に向かうしかない。ひたすら走ってる間、もちろん傘はないので濡れながら走ってるわけだけど、会場前広場まで戻る頃には雨が少し弱まっていた。

とはいえもう既に全身濡れている状態だけど、なんかもうここまで来たらこれ以上酷いことにはならないよなぁとまたおかしな思考になり始めて、よし、再入場しようとリベンジを試みる自分がいた。我ながらイカれてるな。

一旦コンビニで傘を買ってからスタッフに再入場について尋ねると、どうやら可能とのこと。再入場口を案内されて再度列に並び、リストバンドを見せて中に入ることができた。
靴の中は雨でギュポギュポしてるけど。

とりあえず会場内のトイレに入って上下を脱ぎ、服とズボンを絞った。
1Lくらいの雨がトイレに流れていった。

よし、これでなんとかなった。
俺のコミケはここからだ!!!


というわけで、無事に欲しかった本は買えたし、頼まれものも確保できたし、結果的にはリベンジ成功だったけど、思い出深いC100になりました。


さようなら、ビックサイト……また年末に。



決してコミケを舐めてはいけない。


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