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忌まわしいクソボスを爆誕させた反省会とフルボッコにする方法だドン!


今回の記事は、拙作『精神仕掛けの浪漫劇』のラスボスがクソボスすぎる件についての反省会と、攻略法のひとつを大公開する内容になります。
当然のようにネタバレがあるので一応注意で。


どうしてこの特級呪物が産まれてしまったの?

私個人の考えですが、バランスブレイク要素のある作品の方が好きなんですよ。
中でも特に「普通に戦うと勝てないような相手を、ノーダメージで倒す方法」みたいなぶっ壊し方が大好きで。
普通に戦っても勝てる相手を完封しても面白くないんですよ。普通にやると大苦戦する奴を完封するからこそカタルシスが生まれるわけです。

それをやろうとして失敗した結果、このような特級呪物ラスボスが生まれたってワケ。

忌まわしきクソボスはボコボコにされるべきなので、無双方法を公開するドン!

私はね、ボス戦でプレイヤーを苦しめるつもりなんて一切ないんですよ。
ボスはボコボコに倒されるまでが仕事なんだから。
そういうわけで、この忌まわしき黒歴史ラスボスを永遠に封じるべく、攻略法のひとつを大公開します。

前提条件ありバージョン

まずは以下の縛りがある状態での攻略法です。
・サブイベント絡みの報酬の使用禁止
(サブイベントの進行で行けるようになるダンジョンの雑魚ドロップも使用不可)
・純喫茶のドリンクバフは、初期3種類以外使用禁止

要するに、メインストーリーだけを進めて、まっすぐラスボスに挑んだ場合の攻略法です。
これは言葉で書くよりまず、実際の装備画面を見せた方が早いですね。
こんな装備になります。

防御重視で組みます
椿に「裂傷の小槌」は必須

男二人はテキトーでいいです。

次にリプリスですが、フレイヤにだけ縛りがあります。
必須→ウィーゲルトの書・回避の書(最低でも魔法回避上昇習得まで、できれば魔法反射上昇も)
あとは、あればいいなーというレベル
フレイヤ→最大まで強化した地の書(地使用時会心回避が目的)
椿→幸運の書(初期状態でOK)

次にスキル構成。
最低限必要なスキルはこちら。
フレイヤ以外の三人→八方アイロニー(精進の書による追撃を狙わないなら情熱スプレッドでもOK)
フレイヤ→献身ペネトレート
椿→永久チャイルド

あとは戦闘での立ち回り。
戦闘が始まったら、
フレイヤ→献身ペネトレート
椿→永久チャイルド、敵にブースト不可が効いているうちは回復や補助
ジェラードand勇一郎→攻撃技をてきとうに
これを繰り返せば終わります。

いちおう理屈を説明しておくと、
第二形態の全体魔法をフレイヤが献身→他三人は無傷→フレイヤ本人は、4人分の攻撃を引き受けても(期待値的に)2、3回は避けるのでリカバリ可能
という流れです。
フレイヤの装備を物理耐性で固めているのは第1形態対策です。第1形態のスキルは必中で回避できないので。
フレイヤに上記のリプリスを装備させていれば、魔法回避率が45~50%はあるはずです。さらに魔法反射+20%があれば、魔法攻撃を無力化する確率は65~70%になります。3回に1回しか被弾しないわけですから、自分+他の3人の攻撃を引き受けたとしても、被弾回数は1~2回で済みます。

八方アイロニーは、寵愛の謎の守護によるバリア対策です。
バリア解除は攻撃を当てた回数依存で、威力は無関係です。熟練度1でも問題ないので、最多攻撃回数のスキルを当てるのが得です。
ただしフレイヤだけは献身ペネトレートを継続してください。

あとは椿の永久チャイルドですね。
鬼畜ブーストスキルは、そもそも打たせなきゃいいんです。馬鹿正直に光属性耐性をつけて耐える必要はない。
小槌で反射対策済みなので、安心して永久チャイルドを打ちましょう。
ブースト不可が効いている間は、フレイヤのHPとSP補助を最優先に、他は自由に動きましょう。
安定をとるならジェラードと勇一郎にも覚えさせて、椿が外した時の保険にするといいです。
椿に幸運の書をつけたのは、デバフの成功確率を上げるためです。

そして要が「献身ペネトレート」。
理論上、最も回避率を上げることのできるフレイヤに攻撃を集め、フレイヤを回避盾として運用するわけですね。
憎悪の謎の弱体によるクソデバフも、献身ペネトレートで解決します。
フレイヤが献身すれば他三人はデバフそのものを喰らいません。そしてフレイヤ本人はいっさい攻撃に参加しないので、デバフの影響がほとんどない。
献身ペネトレートは地属性スキルなので、最大強化の地の書を装備していれば、会心回避上昇のバフがつきます。これでさらに安定度が増しますね。

献身ペネトレートを打つためのSPは、永久チャイルドが効いている間に他キャラで調整しましょう。純喫茶バフをSP自動回復にしてもいいです。
あとは精巧小判を全員装備してもいいです。単純期待値でアイテムが1.5倍使えます。

何でもありバージョン

次に、縛りを解除した場合の攻略法。
これこそもう、要キャラの装備とステータス見せるのが早いです。
はいどうぞ。


最大のポイントは「虚栄の仮面」です。これをつけてフレイヤの回避を100%以上にすることで、第二形態ではブースト・フィナーレ以外の要素でダメージを負わなくなります。
零れ落ちた魂のおかげで消費SP0なので、文字通り献身ペネトレート連打でいいです。零れ落ちた魂は時計塔の宝箱に入ってます。SP調整すら要らなくなります。

一個だけ注意する点があるとしたら、「寵愛の謎の守護」モードですね
あれがかかってるうちは「永久チャイルド」が効きません。敵のブーストが溜まる前に解除して「永久チャイルド」を入れ直さないと危険。
なのでこのモードになったら、フレイヤ以外の3人で「八方アイロニー」をぶちこみましょう。4ヒット+精進の書による追撃で5ヒット稼げます。4回繰り返せば20ヒットでバリア解除できるので、終わったら通常ループに戻りましょう。

「え? でも第1形態は必中攻撃だから避けられないじゃないですか〜! 虚栄の仮面つけてたらダメージが増えてお陀仏じゃないですか〜! エアプ乙www」

…ということで登場するのが「平和主義の鎧」「ナイトストーン」です。
平和主義の鎧によって常にガード状態になるので、ダメージは50%になります。
ナイトストーンの効果でガード効果が2倍になるので、最終ダメージ量は25%。
仮に虚栄の仮面を3個つけた時の最終ダメージ量は
1×1.5×1.5×1.5×0.25=0.84(小数第三位以降切り捨て)
普通に攻撃されるより少ないダメージになります。
第1形態の攻撃は必中でこそあるものの単発なので、1ターンにつき3発しか当たりません。
これなら、アイテムを使うなり椿に回復魔法を打たせるなりでリカバリーできるでしょう。
メタルオーブの効果で会心をもらうこともないので、事故の心配はほぼないです。

そもそもこの戦法だと、第1形態はあっという間に終わるんですよ。
防御面をフレイヤに全部押し付けているので、アタッカーであるジェラードや勇一郎を攻撃特化装備にできます。だから火力でゴリ押すうちに第1形態は終わってるんです。

フィナーレを取られないようにだけ立ち回れば、あとは連打で倒せるでしょう。この戦法なら、最後の最後のギミックも痛くないはずです。

終わりに

いかがでしたか?(突然のアフィブログ調)

いやー、これはもう、献身ペネトレートへの誘導が足りなかった私の責任ですわ。地味な防御系スキルより、派手派手攻撃スキルとか堅実回復スキルをとっちゃうもん。
一応バイラシー戦で誘導したつもりだったんですよ。バイラシー戦はフレイヤが強制ターゲットになりましたけど、フレイヤが献身ペネトレートを使えば、他の戦闘でも同じ状況にできるんです。そうすれば、バイラシー戦の立ち回りを活かせば戦えるって気がつくかなーって。

ただねー、献身ペネトレートの存在が空気すぎてねー
永久チャイルドはまだ良かったんですよ。「敵のブーストを阻止する」なんて誰が見ても強いから、これを使おう! という誘導はしやすかった。ラスボスのありえない挙動のブースト技を見たら、使わせたくないと思うのは自然の理で、それに適したスキルあるやんけ! って持っていきやすかった。
でも献身ペネトレートは、思考をワンクッション挟まないと、ラスボスとの噛み合わせの良さに気がつけないのでスルーされやすい。防御重視の地属性なので特に。

ラスボス戦でさ、物理使用不可・魔力極限低下・ブースト不可! なんてクソデバフかけられたら「ガードでデバフ解除まで耐えなきゃ!」ってなるのが普通。
献身スキルで誰か一人に押し付けるなんて発想にならないんですよ。それまでの戦闘は献身がなくてもどうとでもできた分、余計に。
一応このクソデバフには別の解法もあって、「羨望ジェラシー」ですね。こいつを使えば敵に押し付けることができます。
説明文で匂わせはしてたんですが、そもそもこのスキルを取ろうとしなかったら意味がないっていう。

一部除き残留の前に出てるアイコン……なーんか見覚えありません?
そうだね、クソデバフだね


いや一応ね、慈愛の聖塔で闇属性に誘導はしてたんですよ。ボスの技を「バフの数だけ強力になる」仕様にすることで、状態変化押し付けの概念に誘導しようとした。
でも、ターンを高速で回してバフを枯らすことで対応できるので、まったく誘導になってなかった。
むしろ「ターンを高速で回して状態変化を解除する」ことを学ばせたがために、ラスボス戦でガード戦法を取る人を増やしたまである。


どっちにせよ「デバフを誰かに押し付ける」という解法への誘導が全然足りなかった。
これが猛省すべき点ですね。
全体魔法3連打なんてされたら、防御しなきゃ! 回復しなきゃ! ってなるのが当然ですよ。避けるのが正解なんて思わん。

舞台をモチーフにしている以上、ラスボスはこれ以外ありえなかった。
舞台の上で絶対的な権力を持つ存在へのリスペクトをこめました。そして、脚本家の筋書きひとつで簡単に理不尽な目に遭わされる虚しさや、神が舞台上の人間の命を軽視していることを表現したかったんですが。
それにしたって好き放題しすぎやろがいって話でした。

おまけ・おすすめマジール

惜別の満月
カグヤのドロップです。自分が戦闘不能になった時、他の味方を全回復します。
え? そもそもカグヤが倒せない?
精進の書の追撃効果で倒せばいいんです。
え? 武の神に勝てない?
忠信に剣の書を持たせて、ソードレプリカを敷き詰めて殴らせてれば勝てます。
このサブダンジョンのためだけに、忠信のアクターグラやバトルグラやカットインを用意したんだから、ここで酷使されるべきなんです。働け。メインキャラとほぼ同じ工数かけたんだから。馬車馬のように労働すべき。

虹色の三日月
アダムのドロップ。これの目玉は熟練度獲得ではなく、熟練度によるダメージアップ量を高める効果です。
超単純に説明すると。
通常→熟練度が1上がるとダメージが100増える
虹色の三日月装備→熟練度が1上がるとダメージが300増える
こんなかんじになります。
なので、アタッカーに装備させて、得意属性で殴らせた時のダメージが大きくなります。
説明の単純化のために一次関数で説明しましたが、実際は二次関数的にダメージがあがります。なので、熟練度が高いほどより恩恵を得られます。

藤尾への花
すべての天啓のカフェを見つけると、純喫茶に坊主が出現します。
椿が「神楽の書」を装備していれば、藤尾への花のデメリットである「戦闘開始時状態異常」を無力化できます。
ちなみに藤尾は虞美人草に出てくるキャラですね。

高揚の喇叭
リプリスをすべて完成させると、ジェラード邸の図書室に宝箱が出ます。
コンボを決めた時の能力上昇効果が倍になります。
誰が持っていても全員に効果が出るので、枠に余裕のあるキャラに持たせましょう。

メタルオーブ
時計塔にいるクロックのドロップ。
会心率が落ちますが、会心回避率が200%あがります。
攻撃に参加しないキャラなら、持たせてもデメリットがない。

精巧小判
慈愛の聖塔にいるサイモシャのドロップ。
アイテムを使用した時に、50%の確率で消費しなくなります。
単純計算で2回に1回はアイテム消費無しで効果が発動します。

裂傷の小槌
神々の劇場にいるスカルミリオーネのドロップ。
魔法反射を無効化します。安定して魔法技を通せるようになります。

平和主義の鎧
疑念の黒渦にいるダゴンのドロップです。
与えるダメージが0になるかわりに、常にガード状態になります。

ナイトストーン
愛欲の宮殿のシモウベのドロップです。
ガード時の効果量が2倍になります。平和主義の鎧と組み合わせると◎

虚栄の仮面
疑念の黒渦にいるホシノセイのドロップ。
受けるダメージが1.5倍になるかわりに、回避・魔法回避率が25%あがります。

獄炎の王冠
時計塔にいるクロフクのドロップ。
戦闘開始時に屈強と魔力が1.5倍になるが、ガードとアイテムとエスケープができなくなります。
アタッカーに持たせると◎

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