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フリゲイラスト企画を煮詰める

音沙汰なかったフリゲイラスト企画はどうなったんだって?
フリーゲームのイラスト企画、詳細を煮詰めてはいたんですよ。
二番煎じになっては意味がないです。今までと同じように、残酷な格差を見せつけられて終わりです。私みたいに「◯◯様の作品の方が26倍価値がある!」とか言われて、創作の筆を折る人が増えるだけ。
ですが、企画を盛り上げるためのスパイスも必要。

少し話は逸れますが、先日「フリゲ総選挙」ってあったじゃないですか。
で、この結果を見てて思ったのが。
「同じような顔ぶれだなー」ってこと。
いや、何度も名前が出るということは、それだけ素晴らしい作品なんですよ。だから人気なんですよ分かります。
でも今回のイラスト企画の趣旨は「自分の作品に自信が持てなくなった人に寄り添うこと」なわけで。
そこに「古からのファンの数の暴力」をぶち込まれたら逆効果にしかならんって話です。

ですが、「競争」の要素のある企画の方が盛り上がりやすいのも事実です。ただ特定のテーマの作品を集めて展示するよりも。先人の皆様の企画を見ていて、それを痛感しています。
ベストフリゲやフリゲ総選挙が盛り上がったのは、競争要素があるからでしょう。競争要素がスパイスなわけです。

ここで、フリーゲームの企画における問題点を分解しておきます。
・競争のある企画の方が盛り上がるが、
・競争を入れると、知名度の高い人や作品が上位を総なめしてしまい、
・上位に入れなかった人はほとんど恩恵を得られずに、
・むしろ「あの作品より価値が低い」というレッテル張りをされかねない(しかも、自分の知らぬところで勝手にランキングをつけられている)
私はこのように分解しました。

問題点を受けて、私が考えた企画なんですが。
「参加賞が本体だよ祭」です。
……白い目の幻覚が見えていますが、順を追って説明します。

まずは参加作品を募ります。普通ですね。
で、ここが1個目のポイント。
参加作品数の上限を決めます。
イラスト企画ということで、あまりに数が多いと描ききれないですからね。イラストの描き手が私の他にいらっしゃれば上限を増やせますが……そんなに参加者いないだろってツッコミは置いておきます。
受付締切後、参加作品の選定を行います。選定基準は加点法ではなく減点式です。受賞歴があったり、たくさんフォロワーがいたり、人気投票でそこそこの票を獲得した経験があったり……そういう方々の優先順位を下げます。
ゲームの中身で審査するわけではありません。未プレイでどうやって中身審査するんだって話ですし。だから「落選=私の作品は他より劣ってる」ではありません。むしろ「落選=あなたの作品は、この企画の力がなくても充分愛されていますよ」って意味。プラスの意味合いということです。
そうして私の独断と偏見で選ばれた参加作品を特設ページに並べる。ここまでが第一段階です。

ページを公開したら、プレイヤー投票期間に入ります。各自、1位から3位まで決めていただき、投票してもらいます。1位は3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイントで集計して、総合ポイントの高い順に金賞、銀賞、銅賞を決めます。
賞品はないです。理由は「金銭の発生する作品への利用禁止」という規約の素材を使用している場合、この企画に参加できなくなるからです。
各作品のポイント数も出しません。このポイント賞レースはあくまで「企画を盛り上げるためのスパイス」でしかありません。各賞を発表します!おめでとうパチパチ!はい終わり!程度のもの。
ここまでが第二段階。

ここまでなら、単なる「賞金のない競争」です。先人方の企画と変わらねえじゃねえか!
しかし、この企画名は「参加賞が本体だよ祭」です。
そうです。参加賞をつけるんです。
各作品へのプレイコメントと、イラストを送り付けます。プレイコメントについては、素敵だと思った点は全員に、「こうしてくれたら、もっと良かったと思うなー」という事項は希望者にのみ送るかたちにしようかなと。とにかく褒めて伸ばして欲しいか、プレイヤーの意見が聞きたいか、参加者が選べるってことで。イラストのキャラも、指定があればその子にします。なかったら私の好きな子になります。自分の好みで描くとか主催者の恥!
この第三段階こそが、本企画の目玉であり、既存の企画にない部分でしょう。

昔、「紅白RPG合戦」ってあったじゃないですか。応募された作品を展示して、みんなでプレイしようっていう。それで、参加賞としてイラスト素材が貰えるという企画。あれが一番近いかも。紅白RPG合戦に、おまけの競争要素があるって感じかな。

この企画のポイントは、まず参加審査の段階でメジャーな方々は弾くので、有名作品・有名作者の出来レースにならないという点。
エントリー式なので、「自分の知らないところで勝手にランキングをつけられた!」ともなりません。
そして、参加することで、最低でも私からのコメントとイラストが届きます。私の画力がないのには目を瞑っていただくとして、確実にフィードバックを得られるというメリットがあります。「人気作品の踏み台にされただけ」ということにはなりません。

それじゃあ、早速この企画を始動しよう!
……とはならないのが、この世の中。
問題点があります。とりあえず一番大きいのを言いますね。
私の拡散能力がゴミすぎて、参加者が集まらない!!!!!!!!!!
何が参加上限だよ、そもそも一人もいねーよバーカバーカ!

もちろん、この問題の解決策も考えましたよ。
他の方の企画に寄生することです。
昔の人間は何故「他力本願」という言葉を生み出したのか、令和の今こそ考えるべきなのです。
早い話、他の企画に、私のイラスト企画を入れてもらおうってことです。「参加者に、よく分からん奴からのイラストが届きます!」みたいにして。
要するに、他様の企画に、私の企画の第三段階をくっつけていただくってことですね。
もちろんこれにも問題があって、早い話が、私の人脈がなさすぎて寄生先が見つからないってことです。誰が、自分の大切な企画に見ず知らずの輩を参加させるんだって話ですから。

結論を言えば。
「貴様の企画宣伝力は5か……ゴミめ……」ってことです。
こればっかりは一朝一夕につく力じゃないからね、どうしようね、ワハハ。
方向性は間違ってないと思うんだけどなー、いやはや、無名ってのは辛いね。

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