見出し画像

自分にユーモアがなさ過ぎてお笑いを見始めた話

好きなものの始め方としては極めてネガティブだと思う。

ジョークが全く通じない小学生

小学生の頃の僕はありえないくらい何も喋らない上に、面白いことも何も言わない、冗談もよくわかってない、お笑い番組を見ても面白いポイントがさっぱりわからなかった。もちろん友達もできなかった。

小3ごろに自分が「ユーモアがなさ過ぎてやばい…」「俺が発した言葉で誰かが笑っているところを見たことがない…」とめちゃくちゃ焦燥感が押し寄せてた。

とりあえずエンタとレッドカーペット見よう

小学生のコンプレックスとしては極めて異例な「ユーモアがなさすぎる」という悩み。小学生なりに考えてお笑い番組を見まくることにした。当時はレコーダーというものが徐々に出始めたので、毎週エンタとレッドカーペットを録画して、はんにゃとかやっくんとかオリエンタルラジオとかを見た。正直最初はよくわからなかった。

レッドシアターでコントを知って、M-1で漫才を知る

当時インターネットも今ほど万能ではなく、お笑いはお金を払って劇場に見に行くものだった。家族がお笑いに興味が全くない+劇場まで行くとなると遠征になる私にとって、お笑いを見るのはめちゃくちゃ大変だった。

お笑い番組もエンタとレッドカーペットしか知らないから、ちゃんとしたネタはエンタの公判に出てくる長い尺の芸人さんしか知らなかった。オンバトは夜過ぎて見れませんでした。

そんな中でレッドカーペットの後にコント番組ができた。爆笑レッドシアター。これでコントを知る。

そして年末になんかよくわかんないけどデカいお笑い番組をやっていることを知る。M-1グランプリ?エンタとかでもたまにいたけど、なんでマイクしかないんだ?

メンタル雑魚は憧れないほうが良い

お笑いが好きなせいでイジられる→ツッコむ→めちゃくちゃウケるが流れになってしまった。

大人になってもメンタルが弱い人間の幼少期なんてメンタルがもっと弱い。
イジリのつもりで言ってくれてるのに、まともに食らって返せなくなって謝られることが多発しました。相手もいい子でよかったね…当時の俺…

サンドウィッチマンやトータルテンボスみたいにズバっと一言決めた後に補足するタイプのツッコミ方に憧れてました。
メンタルと気の強さが全然足りなかった。

なんだかんだお笑い好きだけ残った

なんだかんだ小学生の頃に「自分にユーモアがなさすぎる」から始まったお笑い好きだが、中学生、高校生、大学生とだんだんお笑いもより深く好きになった。

ただ根底に「自分にユーモアがなさすぎる」があるので芸人になろうとかはみじんも思わなかった。落研とかお笑いサークルにも入らなかった。

ちなみに中学生のころ好きだったのはオードリー、高校生のころはアルコ&ピース、大学生のころはマヂカルラブリー。正直M-1獲るとは1ミリも思ってなかった。今はヤーレンズとTCクラクションが好きです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?