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上野天神祭特集②

 前回に引き続き役行者列のご紹介です。役行者列の最後を飾るひょろつき鬼(写真はまたまた古いものではありますが、ちょっと迫力がありましたので・・・)、ご覧の鬼は笈持(おいもち)で、山伏が入峰の折に法具などを入れる笈を背負っています。他にも釣鐘、斧(おの)山伏が2人いて、4人の山伏が右往左往とひょろつきます。

 どうしてひょろつくのか?この鬼たちは強力で知られ、笈や鐘、斧を背負っています。とても重いものを背負っているのでとか、お酒に酔っているのか・・・本当のところはよくわかりませんが、この鬼に触ってもらうと子どもの疳の虫(かんのむし)が治ると言い伝えられています。ですので、赤ちゃんや小さい子どもさんを抱っこしたり、連れてきている親御さんはこぞって鬼に触ってもらおうとしますが、子どもとしては訳がわからず、ただ怖いだけで泣き叫びます。トラウマにならなければ良いのですが・・・・。

 次回は、鬼行列の後半鎮西八郎為朝列をご紹介します。

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